Whisky Diary

セキュリティエンジニアのウイスキー研究日誌

アードベッグ ウィー・ビースティー Ardbeg Wee Beastie

ネットではプレ値になっているこのボトル、新ロットだろうか入荷しているのを見つけ定価で購入した。アードベックTENと飲み比べてみる。

f:id:WhiskyResearcher:20210113234548p:plain

色は薄い黄色。TENと変わらない。

香りはピートのヨード香。TENは正露丸だが、ウィービースティーはオイルっぽい。アンモニアっぽくも感じる。熟成年数の違いだろうか。

口に含むと強烈な刺激で、口の中がピリピリ感で一杯になる。二口目は少しましになるがやはり刺激的。 次にTENを口に含むとスムースな口当たり。と思ったらじわじわスパイシーさが増してきた。 アルコール度数を見ると、ウィービースティーは47.4%、TENは46%。 ウィービースティーは刺激的、TENはスパイシーで似て非なる味わい。

少し加水すると、ヨード、オイルの上にスモーキーさが立ってきた。いいバランスでこの段階はTENよりもよいかも。

トワイスアップにすると、燻したベーコンの香りに変化した。味わいも強烈な刺激は消え、チョコのような甘い飲み物に変化した。 TENのトワイスアップも甘味が増しているが、スパイシーさも少し残り、両者を楽しめる。

ロックにしても刺激は相変わらず。バックラベルのテイスティングノートの表現を借りると「砕いた黒胡椒の強烈なスパイシーさ」。しかし強くなった甘さがスパイシーさにチャレンジし、氷が溶けるにつれて甘さが徐々に優勢になってくる。

ハイボールにすると、、、うまっ! 口に含んだ瞬間甘味が口一杯に広がり、さらに炭酸と一体となったスパイシーな刺激とジューシーな肉の旨味が押し寄せて来る。

 

それぞれの飲み方にそれぞれの美味しさがあるいい一本だと思います。まだ入手は難しいようですが、限定品ではなくレギュラーラインナップとのことなので、いずれいつでも買えるようになるといいですね。

 

レビュー日:2021年1月11日

【評価:7.0/10.0】
 
ボトル詳細
地域
アイラ
蒸溜所
スタイル
熟成年数
5年
アルコール度数
47.4%
容量
700ml