レビュー日:2020年12月29日
(一定期間経過後、投稿日をレビュー日に変更します)
響の代替わりを迎えたので、新旧飲み比べをしてみる。開栓日の正確な記録はないのだが、1.5~2年くらい前になる。
色は中庸な琥珀色。違いはない。
香りは心地よいエステリー。そして甘い花の香り。グレーン由来と思われる。開けたての方はややエステリーさが強く、まろやかさで劣る。
口に含むとスムースな甘さ、その後少しスパイシー、口の中で転がして刺激が去るのを待ち甘味を再度味わってから飲み込む。味は開けたてボトルの方が旨味、苦味が強い。モルティな香りも感じられる。
少し加水するとそれぞれ香りは開くが、古い方は蜂蜜の甘い香りが加わった。新しい方はそれはない。しかし加水により甘味は増した。
トワイスアップにすると香りは弱まってしまうが、崩れるということはなく繊細な香りを全集中で利くことができる。味わいはデザートのような甘いものとなり、リラックスして楽しむことができる。
この飲み比べは総じて古い方に軍配が上げられるが、これが開栓後の経年変化によるものか、製造時期あるいは原酒の違いによるものかは分からない。いずれにせよ、贅沢な飲み比べでした。