Whisky Diary

セキュリティエンジニアのウイスキー研究日誌

ザ・マッカラン12年 シェリーオークカスク The Macallan 10 Year Old, Sherry Oak Cask

レビュー日:2021年2月6日

 
シェリー樽系の勉強を続けてきましたが、ここでシェリーで最も有名であろうスコッチ、ザ・マッカラン12年シェリーオークカスクをいただきます。以前、12年ダブルカスクを飲んだ時は私の好みに合わなかったのだが、私の舌も変わってきていると思われる今ならどうだろうか。

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色は濃いめの琥珀色。やや赤味も入っているか。

香りはシェリー樽独特の甘いレーズンが強く立ち上ってくる。個人的には乳酸菌っぽいとも感じる。ダブルカスクの香りを確かめると、こちらもレーズンはあるもののやや弱く、代わりにオークの樽香が同じくらい感じられる。
口に含むとわずかな刺激の後、深い甘みが口の中に広がる。レーズンの他甘味から蜂蜜も連想される。ダブルカスクの方が甘く感じられるがやや砂糖っぽく、シェリーオークカスクの方が上品な甘さ。
トワイスアップにすると、香りは控えめ。味わいはとても滑らかになり、甘い飲み物になる。とても飲みやすいのだが、逆に少し物足りなくも感じてしまう。ダブルカスクの方は青リンゴのフルーツ感が現れ、また少々刺激的でもあり若々しく感じられる。
ロックにすると甘味が引き立ち、口に入れた後じわっと良い香りが広がってくる。わずかなビターが味わいに奥行きを与えている。これはうまい!
ハイボールにすると、香りも味わいもしっかり残っている。しかしながらロックの方がマッカランの良さをよりよく感じられると思う。
今日の結論は、ロックがおすすめ!
 
【評価:7.0/10.0】
 
ボトル詳細
地域
スペイサイド
蒸溜所
スタイル
熟成年数
12年
アルコール度数
40%
容量
700ml