昨日のバランタイン17年(DUTY FREE現行品)に続けて、同じく17年のオールドボトルを開封します。ラベルやキャップシール、特級表記無しというところから、1990年代流通品と推測します。
色は綺麗な黄金色。現行品とほぼ同じ。
香りは少しオールドボトル特有のひねた香りありがあるものの、蜂蜜の甘い香りが心地よい。現行品で最初に感じたフルーツは感じられない。
口に含むと、ほんのわずかな刺激のあと甘味が広がる。気のせいか現行品よりマイルドに感じる。
バランタイン17年はこれといった特徴を上げることは難しいのだが、目立った個性はなく、バランスが取れとても飲みやすいのが特徴と言えるのではないだろうか。
トワイスアップにすると、蜂蜜の香りを見つけることができるもののプラキャップ臭が強くなってしまった。現行品は青リンゴの香りが出てくるのに比べてこれは残念。舌触りは滑らかになり、甘さを楽しめるのは現行品と同様。
ロックにしても、プラキャップ臭は残っている。口当たりはまろやかで甘い。後味に少しビターを感じる。
ハイボールにすると、開けたての炭酸が強く、プラキャップ臭を強めている感じもあってちょっと飲みにくい。これはいまいち。
バランタイン17年は学生時代に先輩の下宿で飲ませてもらったことがあり、舌にピリピリ感がなくとても飲みやすくて、高いウイスキーとはこういうものなんだなと感動した思い出があるのですが、その時のラベルがこれだった。
思い出の酒の一つでもあるので、飾っておいて時々飲んで、開封後の変化を追いかけることにしよう。
レビュー日:2021年2月22日