Whisky Diary

セキュリティエンジニアのウイスキー研究日誌

バランタイン7年 Ballantine’s 7 Year Old

投稿日は日をまたいでしまいましたが、本日(2021/3/23)新発売のバランタイン7年を買ってきましたので早速レビューしていきたいと思います。

発売日前でも販売していたところがあったようで、You Tubeのレビュー動画では12年より良いとの声もあり、17年より12年が好きな私にとっては期待が高まる1本です。

f:id:WhiskyResearcher:20210323235909p:plain

ラベルはファイネストや12年と同じV字型。「AGED 7 YEARS」の下に「BURBON FINISH」の文字がある。バックラベルには「オーク樽で7年以上熟成した厳選モルト原酒を、バーボン樽で後熟するこだわりの製法」とある。12年は「12年以上熟成させたモルト、グレーン原酒をブレンドした贅沢なスコッチ」とのことで、これまでバランタインブレンド技術の高さをアピールしていた印象があるが、今回は後熟をアピールしている。

ボトルは黒に近い濃いブラウン。形はファイネストと同じか?12年と比べると背が低い。

f:id:WhiskyResearcher:20210324000653p:plain

 さて、グラスに注いでみる。

色は中庸な黄金色。12年と全くと言ってよいほど同じ。

香りはアルコールっぽさはあるものの、バランタインらしいバランスの取れた香り。エステリーな香りが先に来て、その次にバニラ。

12年と比べると、やはり12年の方が落ち着いた香り。ほのかなピートも感じられる。

口に含むと、香りから想像していたアルコールの刺激はなく、甘いキャラメル、というかむしろ飴。甘味がしっかり感じられる。しばらく舌の上で転がして甘味を楽しんだ後飲み込むと、後味はこれまた雨のように甘さがねっとりと残る。

12年の方は、7年より甘さは控えめだが苦味とほのかなピートの香りが重なり、こちらの方が私は好ましく感じる。

トワイスアップにすると、青リンゴの香りが立ってきた。

口当たりはスムーズになり水のように飲める。後味に少し酸味を感じるか。

ロックにすると、甘さが冷たさでまろやかになっておいしい。甘い蜜をいただいているよう。

ハイボールにすると、ロックの後では少し物足りなく感じるが、悪いところは見当たらず普通に美味しい。甘すぎるのは苦手でさっぱり目が好みの人にはハイボールが最適だろう。

 

12年より美味しいともいわれていた7年だが、方向性が違っていてどちらもそれぞれ美味しいと思う。ブレンドによる香りの複雑さを楽しみたいときは12年、甘いウイスキーでリラックスしたいときには7年をいただくのが良いのではないだろうか。

価格も希望小売価格では12年(2,800円)>7年(2,100円)だが、実売価格ではほぼ同じ(今は発売したてなので7年>12年かも)なので、いい勝負ではないでしょうか。

 

レビュー日:2021年3月24日

【評価:6.5/10.0】
 
ボトル詳細
蒸溜所
スタイル
ブレンディッド
熟成年数
7年
アルコール度数
40%
容量
700ml

 

【過去のバランタイン関連記事】 

バランタイン12年 Ballantine’s 12 Year Old - Whisky Diary 

バランタイン17年 Ballantine’s 17 Year Old - Whisky Diary

バランタイン ゴールドシール 12年 Ballantine's Gold Seal 12yo - Whisky Diary

バランタイン ロイヤルブルー12年 Ballantine’s Royal Blue 12 Year Old - Whisky Diary

バランタイン17年 90年代流通 Ballantine’s 17 Year Old 90's - Whisky Diary

 

【公式ページはこちら】

バランタイン 7年 [Ballantine's] 香るウイスキー バランタイン

www.ballantines.ne.jp

 

【ご購入はこちらでできます】