ニッカ蒸溜所限定販売のピュアモルトブラックをいただきます。ブラックは余市モルトが主体で、レッドは宮城峡モルトが主体と言われています。
色はきれいな琥珀色。
香りは、青リンゴのフルーティーな香り。その奥にモルトの香りもわずかにあるか。ピートは感じられない。ブラックは余市モルト主体のはずだがちょっと意外。
念のため余市NAと比較する。色は余市の方が少し薄い。香りは余市もフルーティーだが、少しわずかにピートもある気がするが、ほとんど同じ。ブラインドで出されたら区別できないだろう。
口に含むとファーストアタックはまろやか。鼻だけでは感じられなかったピートの煙っぽさが感じられる。しばらくするとスパイシーさが顔を出すが強くはなく心地よい程度。飲み込むと余韻はビター。二口目はビターさとモルトの風味を感じるようになる。
余市の方がファーストアタックは刺激が強い。今日はかなりピリピリ来る。
少し加水したが香りにほとんど変化はない。
トワイスアップにすると、余市は少し白濁するのにピュアモルトは濁りがない。元の色が少し濃いためかそれとも何か化学変化的な違いがあるのだろうか。香りはかなり変わり、蜂蜜や甘いフルーツの香りが強く出てくる。これは余市も同じ。
味わいは甘さが主体となりとても美味しい。余市も同じ傾向。
ロックにすると、香りは甘味が引き立つ。味わいは甘味3対苦味1にスパイシーな刺激が加わりなかなか絶妙。
ハイボールにすると、甘苦さに加え酸味を強く感じる。これはちょっと酸っぱいかな。
ちなみに価格はシングルモルト余市NA 700mlが4,200円（税抜）、ピュアモルトブラック500mlが2,000円（700mlに換算すると2,800円）。蒸溜所でしか買えませんが、定価であればピュアモルトはお買い得だと思います。
レビュー日：2021年5月15日
【関連記事はこちら】
ニッカ ピュアモルトレッド Nikka Pure Malt Red - Whisky Diary
余市 Yoichi Non Age - Whisky Diary
