Whisky Diary

セキュリティエンジニアのウイスキー研究日誌

ホワイト&マッカイ Whyte & Mackay

1,000円前後で評判のよいウイスキーシリーズ、第二弾はホワイト&マッカイです。ホワイトのスペルは”白”じゃなかったんですね(創業者の名前)。

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色は赤味をおびた琥珀色。ラベルに書かれている「トリプル・マチュアード」(3回熟成)でシェリー樽熟成をしているためだろう。

香りは昨日のフォートウィリアムとは違って強い。まずはアルコール臭が鼻を突いてくるが、それを我慢すると木材、麦系の香りがある。そして「甘い」とはちょっと違って、「甘じょっぱい」というか「甘辛い」というか、濃い味のものに甘味が入っている印象を受ける。

口に含むと、メイプルシロップのような甘味をまず感じ、それからアルコールが舌を刺激してくる。ただ香りから覚悟していたほどきつくはない。二口目では、この甘さはシェリー樽系のものと思えて来た。

少し加水すると、アルコール臭さがより強くなってしまった。

トワイスアップにすると、アルコールはようやく弱まり、強くはないがフルーツの香りが感じられるようになった。黄桃のような黄色い甘いフルーツ、そしてレーズン。

味わいからは、アルコール刺激が消えたのは良いのだが、甘味も引っ込み苦味が強く感じられるようになってしまった。

ロックにすると、甘さと苦さが3:7くらいに感じられる。加水が進むと苦さが優勢になり、飲むのに力がいる。

ハイボールにしてもやはり苦味が主体である。元の味が濃いので割っても水っぽく崩れることはない。

 

昨日のフォートウィリアムと比べると、圧倒的に味が濃く香りも強いが、その分好き嫌いは分かれると思われる。私はちょっと飲みなれないタイプだと感じているが、しばらく飲み続けると慣れていくかもしれない。

 

レビュー日:2021年5月30日

【評価:5.5/10.0】

 

ボトル詳細
蒸溜所
ホワイト&マッカイ
スタイル
ブレンディッド
熟成年数
NA
アルコール度数
40%
容量
700ml