Whisky Diary

セキュリティエンジニアのウイスキー研究日誌

グレンモーレンジィ ラサンタ12年 Glenmorangie Lasanta 12 Year Old

今日はグレンモーレンジィ・ラサンタをいただきます。これはバーボンカスクで熟成したのち、シェリー樽(オロロソとペドロヒメネス)で追熟したもの。年数表記は12年です。

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色は少し赤味を帯びた琥珀色。ラベルが赤いのに誘導されているかもしれないがシェリー樽系の色味。
香りはソフトで、シェリー樽系の甘いレーズンと蜂蜜。全体的には赤いフルーツ系の香りで、オリジナル10年の青いフルーツ系とは異なる。
口に含むと、アルコール刺激とは違う心地よいスパイシーさと控えめな甘さが口内に広がる。シェリー樽系はちょっと苦手なのだが、これは主張が強すぎず私にはちょうど良い。二口目は香りは蜂蜜やトッフィーな甘い系が主に感じられるが、味わいは甘すぎずちょうどよい。
少し加水すると、香りがとても華やかになる。オリジナル10年と比べると香り立ちのレベルが違い、グレンファークラス12年と比べるとシェリー樽の苦手なところ(ゴム臭?)などがこちらにはない。
トワイスアップにすると香りは弱まり、甘い蜂蜜系の香りが残る。口当たりはスパイシー感が弱まり、控えめな甘みと酸味が前に出て、飲み込むとスパイシー感も残る。
ロックにすると、甘味が強く感じられるようになり、レーズンや赤い果実の香りとあいまってうまい。程よい苦味がアクセントを加えてくれている。
ハイボールにしてもうまい。ストレートで感じる香りがハイボールにしても残っており、味わいは甘味、苦味、酸味が炭酸とマッチし、飲みながら唾液が湧いてくる。
お値段はそこそこするが、どの飲み方でも美味しいので安心して飲める。美味しいお酒を飲みたくなった時には召喚することにしよう。
 
【評価:7.5/10.0】
 
ボトル詳細
地域
ハイランド
蒸溜所
スタイル
熟成年数
12年
アルコール度数
43%
容量
700ml

 

グレンモーレンジオリジナル10年のレビューはこちら】

グレンモーレンジィ オリジナル10年 Glenmorangie Original 10 Year Old - Whisky Diary

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