Whisky Diary

セキュリティエンジニアのウイスキー研究日誌

バランタイン ハードファイアード Ballantine's hard Fired

前回のバランタイン・ファイネストに続いて、本日はバランタインハードファイアードをいただきます。こっそり終売になったと聞き、店頭に残っているものを購入しておきました。ハードファイアードとは、内側を強く焦がした(チャーした)樽をつかったことで名づけられています。

f:id:WhiskyResearcher:20210923003328p:plain

色は綺麗な琥珀色。バランタインにしては濃いめで12年よりも濃い色。

香りは乳酸菌、弱いレーズン、バニラ、ちょっと鼻を突くアルコール、そしてピートが感じられる。ファイネストのようなヨード臭ではない。12年がさわやかな香りなのに対して、こちらはねっとりした印象。

口に含むと刺激がまず感じられるが、アルコールの嫌な感じではなくスパイシーという印象。その後甘味がじわっと感じられる。飲み込むと余韻はほとんど残らない。

少し加水すると、ヨード臭が感じられるようになった。

トワイスアップにすると、香りは全体的に弱くなり、バニラとピートスモークがわずかに残る。控えめではあるが良い香り。口当たりはとてもマイルドになり飲みやすい。甘すぎず、適度にスパイシー。

ロックにすると、香りはほとんど感じられなくなるが、味わいは甘味が少し強くなるのに加え、苦味が感じられるようになった。ビターさが好きな人には良いと思う。

ハイボールにすると、最初に感じたねっとり感がある濃厚な味わい。ラベルや公式テイスティングノートではバニラが強調されているのだが、私にはシェリー樽系の香り・味が強く感じられる。

 
バランタインはオールドボトルも含めて8本飲んできましたが、今のところのお気に入りベスト3は次の通りです。
  1. 12年
  2. 17年
  3. 7年
バリエーション品でまだ飲んでいないのはバレルスムース、そして定番品ですが少々お高い21年と30年もいつか飲みたいと思っています。他にも構成原酒のシングルモルトシリーズやら、クリスマスリザーブ(終売)やらマスターズやらトリビュートリリースやらいろいろありますね。バランタインのサイトを観に行ったら、「バランタイン21年ゴールデンゼスト」なるものが2021年11月2日に発売されるそうです。全部飲み尽くすのはまだまだ先になりそうです。

レビュー日:2021年9月23日

【評価:6.0/10.0】

 

ボトル詳細
蒸溜所
スタイル
ブレンディッド
熟成年数
NA
アルコール度数
40%
容量
700ml
 
バランタインのレビュー記事はこちら】