Whisky Diary

セキュリティエンジニアのウイスキー研究日誌

ファーイーストオブピート セカンドバッチ / Far East of Peat - Second Batch

本日は、三郎丸蒸溜所のファーイーストオブピート セカンドバッチをいただきます。
これは長濱蒸溜所と三郎丸蒸溜所でモルト原酒を交換した、国内初のコラボレーションウイスキーです。このセカンドバッチは海外産モルトブレンドされています。
 
色は明るいレモンイエロー。

香りは若い麦芽の香り。心地よいピート。アルコール感。フルーツはいない。

口に含むとスパイシー。同時に甘味もしっかりある。アルコール度数は50%。麦感が強く感じられ、これまであまり飲んだことがないタイプ。

加水するとオイルの匂いが出てきた。トワイスアップにすると、刺激は弱まり甘さと五分五分になる。甘味はモルト由来の印象で、麦からつくられたお酒と意識させられる。香りは時間が経過すると少し変化してきて、マッカランで感じたようなオイル感(シェリー樽由来?)が見えてくる。

ロックにすると、香りにレーズン感が出てきた。アイラのように強くはないが、ピート感もある。味わいは、甘味→苦味→スパイシーの順。加水が進むと甘味が優勢になっていく。ここまでのところ、ロックが一番おいしい飲み方。

ハイボールにするとピート感が増す。苦味が支配的で、その奥に控えめに麦芽の甘味。

長濱蒸溜所との原酒交換で産まれたウイスキーだが、長濱のINAZUMAとは全く違う造りだった。私の好みとしては甘い長濱蒸溜所の方が好きだが、造り手によっていろいろ違いがあるのがウイスキーの魅力だろう。

 

レビュー日:2021年10月31日

 【評価:6.5/10.0】

ボトル詳細

日本 
地域
蒸溜所
三郎丸蒸溜所
スタイル
ブレンディッドモルト
熟成年数
アルコール度数
50.0%
容量
700ml

 

【原酒交換の相手、長濱蒸溜所のINAZUMAレビュー記事はこちら】