色は綺麗な琥珀色。カリラ12年はとても薄い色でラガヴーリン16年の琥珀色より少し濃い。
香りははっきり感じられるピート香と甘い黄色系のフルーツ。正露丸のようなむせ返る臭いではなく心地よく、カリラに由来していることを思わせる。
口に含むとスパイシー、控えめな甘み、心地よい苦味、そしてまたスパイシーと変化する。スモーキーフレーバーが口内に満ち、鼻から抜けていく。うん、うまい。既にいろいろな方がレビューしているが、総じて良い評判だったのにもうなづける。
カリラとラガヴーリンと飲み比べるが、今日は以前飲んだ記憶とちょっと違う感じを受ける。カリラはフルーティーさが以前より控えめ、ラガヴーリンは臭さが控えめ。感覚が鈍っているか。いずれにせよ、アイラオリジンの方がバランスがよく、美味しく飲みやすいと感じる。
お遊びで、カリラとラガヴーリンを1:1でブレンドしてみる。あれれ、結構似た香り&味になっている!
トワイスアップにすると、青いフルーツ感が感じられるようになった。これはカリラと同じ特徴。味わいは刺激は控えめになり、甘さをゆっくり楽しめる。と思っていたら隠れていたスパイシーさも後から出てきた。なかなかに美味しい。
ロックにすると、甘味と苦味が強くなり濃いまろやかな味わいを楽しむことができる。もちろんアイラピートも健在。
ハイボールにすると、ピートの香りと甘い香りが炭酸とともに立ち上る。しかしながら味わいはそれらと炭酸が喧嘩して、バラバラに感じられてしまいいまいち。ハイボールはちょっとダメみたい。
【過去のレビュー記事はこちら】
ジョニーウォーカー ブラックラベル 12年 スペイサイドオリジン Johnnie Walker Black Label 12yo Speyside Origin - Whisky Diary
カリラ12年 CAOL ILA 12 Years Old - Whisky Diary
ラガヴーリン 16年 Lagavulin 16 Years Old - Whisky Diary