Whisky Diary

セキュリティエンジニアのウイスキー研究日誌

タリスカー10年 (新ラベル) / Talisker 10 Year Old (New Label)

今日は、最近流通し始めたタリスカー10年の新ラベル品をいただきます。旧ラベル品とも比べてみたいと思います。

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まずはパッケージとボトルを比較。

パッケージは旧ラベルは水墨画を想起させる落ち着いた色合いなのに対して、新ボトルは透明感のある明るい青とオレンジ系の岩が印象的です。どちらも波しぶきが描かれており、スカイ島の荒々しい海(想像)を表現していると思います。

新ラベルはオレンジの縁取りが印象的です。下辺はタリスカー蒸溜所付近の海岸線を描いています。

どちらも「MADE BY THE SEA」のコピーが入っていますが、大きな変化点は

  • THE ONLY DISTILLERY ON THE ISLE OF SKYE

が、

  • FROM THE OLDEST DISTILLERY ON THE ISLE OF SKYE

となったことだと思います。

これはアイラ島に新しい蒸溜所が建設されたことによるものだそうです。

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正面からではあまりよく分かりませんが、外箱が少し小さくなっています。ボトルは同じもののようですが、旧箱には入っていた緩衝材の段ボールが新箱ではなくなっていました。

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それではテイスティングしていきたいと思います。なお新ラベル品は開封直後、旧ラベル品はかなり前に開封した物ですので、ちゃんとした比較とは言えません。もっとも、他も含めてちゃんとテイスティングできているのかということもありますが、、、あくまで個人の趣味の範囲ですのでご了承ください。

 

色は綺麗な琥珀色。やや明るめ。新旧全く同じ。

 

新)香りはとてもフルーティ。青リンゴのフレッシュさと、あまり熟してはいない黄色い果物。ピートは(最近強いのを飲んでいたせいかもしれないが)弱~中くらいのスモーキーさ。

旧)香りは潮っぽさと煙。フルーティーさは控えめであまり感じられない。

 

新)口に含むと、煙がふわっと感じられたのち、舌には甘味が広がる。その後スパイシーな刺激があるが、アルコールのアタックは強くない。アルコール度数45.8%の割には飲みやすい。

旧)二口目ということもあるだろうが、こちらの方が甘味がより感じられ、その後酸味、塩味が来る。こちらの方がよりマイルド。

 

トワイスアップにすると、香りの違いはあまり感じられなくなった。あえて言うと新ラベルの方が香りが強い気がするが、単に開封直後と時間が経過したものの違いなのかもしれない。

新)味わいは甘味が強くなり、続いて塩味と酸味が出てきて美味しい。後味にほのかなスモーキーさが薫る。

旧)こちらの方は甘味がやや弱い。その分スパイシーさと塩味が勝っている。

 

微妙な違いはあるものの、基本的には同じ造りのウイスキーだと感じた。

タリスカーは好きなウイスキーの一つ。ロックとハイボールの比較はしないが、ハイボールは特に美味しいし、新しいボトルを買ったことだしどんどん飲んでいこう。

今回改めて買った旧ラベル品は長期保存用にします。

 
【評価:7.0/10.0】
 
ボトル詳細
地域
蒸溜所
スタイル
熟成年数
10年
アルコール度数
45.8%
容量
700ml