Whisky Diary

セキュリティエンジニアのウイスキー研究日誌

シングルモルト駒ケ岳 屋久島エージング Bottled in 2020 / Single Malt Komagatake Yakushima Aging Bottled in 2020

本日は、本坊酒造マルスウイスキー)のシングルモルト駒ケ岳 屋久エージング Bottled in 2020をいただきます。

裏ラベルによると、マルス信州蒸溜所で蒸溜→屋久島で熟成、バーボンバレルで熟成された原酒を主体にヴァッティング、とのことです。
色は明るい琥珀色。これまでの駒ケ岳とほぼ同じ。Non-coloredとはうたっていないので色は調整しているのでしょうか。
香りは、アルコールの強さ(53%)が鼻を突くものの、ふくよかな杏子や梅、そしてバニラの香りが立つ。昨日の駒ケ岳2019と比べると、こちらの方が香りが強い。
口に含むとアルコールの強さからくる強い刺激と辛味があるが我慢。慣れると中程度の甘味と酸味が感じられる。杏子の香りとマッチしている。
ウイスキー:水=2:1位に加水すると、柑橘の香りが現れかすかにピートも感じられるようになった。味わいはアルコール刺激は弱まり、最初に甘味、次に苦味、それから辛味へと変化する。

トワイスアップにすると、香りはかなり弱まってしまう。飲み口はソフトで飲みやすくなる。やさしい甘苦さ。

ロックにすると、飲み口はソフトになるが、すぐに本領を発揮して口内に濃厚な旨味が広がる。オレンジの柑橘の香り、赤く熟した果物の甘味、そしてピリリとしたスパイシーな辛味。これまでの駒ケ岳と比べて味はこれが一番濃厚。南にある屋久島でエージングされた分、熟成が進んでいるのだろうか。

ハイボールにしても、濃厚な味わいは健在。どっしりした旨味を感じる飲みごたえがあるうまいハイボールになる。

 
今回で私が持っている駒ヶ岳は最後になりますが、私が良かったと思う順番に並べるとこうなります。
  1. 屋久エージング Bottled in 2020
  2. 2021エディション
  3. リミテッドエディション 2020
  4. リミテッドエディション 2019
     

とはいえ、比較のため開封後数日たったものを飲んだ時に開封直後よりもおいしく感じられたので、ちょっと時間をおいて飲むとまた違ってくるのかもしれません。

 

【評価:8.0/10.0】

 
ボトル詳細
日本 
地域
長野県、鹿児島県
蒸溜所
スタイル
熟成年数
NA
アルコール度数
53%
容量
700ml

 

マルスウイスキーのレビューはこちら】

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