Whisky Diary

セキュリティエンジニアのウイスキー研究日誌

朝倉 ブランデーカスクフィニッシュ / Asakura Brandy Cask Finish

本日は、朝倉 ブランデーカスクフィニッシュをいただきます。

HPの紹介文によると、大麦を原料に麹を用いて焼酎を製造(単式蒸留器で二度蒸留)し、アメリカンホワイトオーク樽で最低でも6年間熟成させた後、ブランデー樽にて約1年間追熟させたもので、品目はリキュールになります。

香りは、初めに樽香、甘い熟したブドウ、ミント、ハチミツなど、複雑な香りが立ち上る。
口に含むと、軽い刺激がスパイシー。シェリカスクフィニッシュ同様味わいは少し軽いが、違う点は舌の上で転がすと苦味ではなく甘味が支配的になる。こちらは焼酎っぽさはそれほど感じられない。
原酒:水=2:1位に加水すると香りは弱まる。舌触りはとても滑らか。やさしい控えめな甘味で、飲み込むときに程よい苦味。シェリカスクフィニッシュであった酸味は感じられない。

トワイスアップにすると、香り、味わい共に弱まる。しかしバランスは崩れず、加水されることによってやさしく飲みやすくなったと言える。

ロックにしても、甘やかな香りは健在。味わいは、滑らかで甘く、口内で温度が上がるにつれて甘さを苦味が追いかけてくる。美味しい。しばらく放置して加水が進むとチョコレートの香りもでてきた。

ハイボールにすると、甘味が引っ込み、苦味と酸味が中心のビターな味わいになる。

 

前回の、朝倉 シェリカスクフィニッシュは焼酎らしさを感じる飲み方もあったが、このブランデーカスクフィニッシュは、ブランデー樽由来のブドウの甘さが良く出ているためか、焼酎っぽさを感じることがほとんどなかった。どちらも福岡で7年以上樽熟成されているので、樽熟成がしっかり進み、複雑な香りが印象的な酒に仕上がっていると思う。

今回はそれぞれ単独で飲んだので、今後ウイスキーと飲み比べして特徴の違いを探していこう。

 

 【評価:7.5/10.0】

 
ボトル詳細
日本 
地域
福岡県
蒸溜所
篠崎
スタイル
リキュール
熟成年数
NA(7年以上)
アルコール度数
40%
容量
500ml

 

【前回の朝倉のレビューはこちら】

朝倉 シェリーカスクフィニッシュ / Asakura Sherry Cask Finish - Whisky Diary

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