本日は、ピュアモルトウイスキー山桜 モルトセレクション2022をいただきます。
前回に続き、笹の川酒造・安積蒸溜所で購入させていただいたものです。
購入したのはこれで終わりです。
色は綺麗な黄金色。
香りは、強く吸い込むとアルコール(度数は48%)の刺激が刺さってくるが、慎重に香りを取るとバーボン樽由来と思われるバニラ、シェリー樽由来のレーズン、甘いシロップ、かすかにリンゴ。ファーストフィルバーボンカスクで18カ月後熟とのことで、もっとバニラや樽香が強いと予想していたが、香り立ちは全体的に強くはない。
口に含むと、甘味、酸味、辛味が同時にやってきて、スパイシーな刺激がぐっと支配的になる。余韻は短い。
ここで開封後1週間経った安積を飲むと、2口目ということもあるかもしれないが、先週よりも刺激はおさまり、甘味・旨味が良く感じられるようになった気がする。
トワイスアップにすると、青リンゴとハチミツの香りが出てきた。しかし相変わらず弱い。味わいは甘辛い。スパイシーさが7割くらいで優勢。
安積のトワイスアップは、うまく表現できないが独特の香りがある。若いモルト原酒の香りのようでもあるが、それともちょっと違う。言葉にできないのがもどかしい。
ロックにすると、しっかり甘苦くて美味しい。柿のような和の果実の甘さと樽香。スパイシーさは引っ込み、とても飲みやすくすいすいいってしまう。
ハイボールにすると、酸味とシェリー樽のレーズンの甘味で、飲みながら唾液が出てくる感じ。旨味を味わいながら、ぐびぐびいける。
総じて香りは弱めだが、味わいはしっかりしている感じ。ネットに情報がないということは入手困難なボトルだと思うので、大事に飲んでいきたい。
【評価:7.0/10.0】