Whisky Diary

セキュリティエンジニアのウイスキー研究日誌

【番外】登美の丘ワイナリー収穫感謝祭2023

今回は番外編でワインの話です。
昨日(11/4)、サントリー登美の丘ワイナリーで開催された収穫感謝祭2023に行ってきました。
登美の丘ワイナリーの収穫感謝祭はコロナ渦でWEB配信しているのを視聴したことがありましたが、訪問したのは初めてです。
アクセスは、甲府駅から無料シャトルバスで30分ほどと、簡単に行くことができました。バス乗り場に余裕をもって30分くらい前に行ったのですが、すでに長蛇の列ができていてバスに乗れるか冷や冷やしましたが、大型観光バスが来て無事乗ることができました(真ん中の補助席でしたが)。

富士見テラスから見るぶどう畑(ほんの一部)と甲府盆地。さらに山並みの向こうには富士山が見えます。

ワインショップがあるメインの建物。

まずはスターターセットを購入し、何杯かテイスティングします。
私は新酒の白(甲州ロゼ(マスカット・ベーリーA)登美の丘シャルドネ2021をいただきました。

富士見テラス左下には、登美の丘ワイナリーで栽培しているぶどうが品種ごと一畝ずつ植えられており、自由に見学することができました。これだけのぶどう品種をまとめて見たことはなかったので勉強になりました。

私のメインイベントは、このツアーへの参加です。

【イベント特別企画】日本固有品種「甲州」で目指す世界品質への挑戦体感ツアー – SUNTORY FROM FARM Online Shop

登美の丘ワイナリー栽培技師長の大山弘平さんが、甲州の畑2か所(+メルロと貴腐ぶどう)を案内して、ブドウ造りの秘密を語ってくれました。

最初の畑は甲州(垣根仕立て)です。

今年の収穫は既に終わったそうですが、このツアーのために一部ぶどうを残しておいてくれました。実際にブドウを食べてその甘さを確認し、さらに皮をつぶして渋み成分も見て、そのバランスが大事との説明でした。ブドウ造りは樹勢のコントロールが肝で、1本の木から何本枝を残すか決め、そのために冬の間に剪定するのが勝負とのこと。

 

 

次にバスで移動し、甲州(棚仕立て)の畑を見ます。

ここは登美の丘でもっとも水はけがよい畑とのこと。こちらは全部収穫済みでしたが、今年の挑戦で枝を片方向だけに伸ばし、収穫直前にぶどう周辺の葉を落として日光を当てて糖度を高めることを試みたそうです。葉を落としてから収穫までに雨が降るとダメになってしまうのですが、今年は晴天に恵まれてとてもよいぶどうが収穫できたとのこと。というのも、昨年までも頑張って糖度18度まで上げていたところ、今年は22度のものが取れたとのことで、補糖することなく仕込みができるレベルに到達できたそうです。

畑の見学を終えると、セミナールームで大山さんの解説を聞きながらの試飲です。今回は次の写真の甲州6種です。

それぞれに作り手が込めた個性を感じられました。それぞれテイスティングコメントを書きたいところではありますが、長くなりそうですのでご興味のある方はサントリーのホームページなどをご覧ください。なおNo.3とNo.4は、今日見学した畑でとれたものからできたばかりで、今朝タンクから汲んできたそうなので情報はどこにもありません。

大山さんの「甲州LOVE」なお話を聞いて、これから甲州も飲んでみようという気になりました。

というわけで、今回購入させていただいたのはこちらの3本です。


 

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