Whisky Diary

セキュリティエンジニアのウイスキー研究日誌

バランタイン ハードファイアード Ballantine's hard Fired

前回のバランタイン・ファイネストに続いて、本日はバランタインハードファイアードをいただきます。こっそり終売になったと聞き、店頭に残っているものを購入しておきました。ハードファイアードとは、内側を強く焦がした(チャーした)樽をつかったことで名づけられています。

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色は綺麗な琥珀色。バランタインにしては濃いめで12年よりも濃い色。

香りは乳酸菌、弱いレーズン、バニラ、ちょっと鼻を突くアルコール、そしてピートが感じられる。ファイネストのようなヨード臭ではない。12年がさわやかな香りなのに対して、こちらはねっとりした印象。

口に含むと刺激がまず感じられるが、アルコールの嫌な感じではなくスパイシーという印象。その後甘味がじわっと感じられる。飲み込むと余韻はほとんど残らない。

少し加水すると、ヨード臭が感じられるようになった。

トワイスアップにすると、香りは全体的に弱くなり、バニラとピートスモークがわずかに残る。控えめではあるが良い香り。口当たりはとてもマイルドになり飲みやすい。甘すぎず、適度にスパイシー。

ロックにすると、香りはほとんど感じられなくなるが、味わいは甘味が少し強くなるのに加え、苦味が感じられるようになった。ビターさが好きな人には良いと思う。

ハイボールにすると、最初に感じたねっとり感がある濃厚な味わい。ラベルや公式テイスティングノートではバニラが強調されているのだが、私にはシェリー樽系の香り・味が強く感じられる。

 
バランタインはオールドボトルも含めて8本飲んできましたが、今のところのお気に入りベスト3は次の通りです。
  1. 12年
  2. 17年
  3. 7年
バリエーション品でまだ飲んでいないのはバレルスムース、そして定番品ですが少々お高い21年と30年もいつか飲みたいと思っています。他にも構成原酒のシングルモルトシリーズやら、クリスマスリザーブ(終売)やらマスターズやらトリビュートリリースやらいろいろありますね。バランタインのサイトを観に行ったら、「バランタイン21年ゴールデンゼスト」なるものが2021年11月2日に発売されるそうです。全部飲み尽くすのはまだまだ先になりそうです。

レビュー日:2021年9月23日

【評価:6.0/10.0】

 

ボトル詳細
蒸溜所
スタイル
ブレンディッド
熟成年数
NA
アルコール度数
40%
容量
700ml
 
バランタインのレビュー記事はこちら】

バランタイン ファイネスト Ballantine's Finest

1,000円前後で評判のよいウイスキーシリーズ、本日はバランタイン・ファイネストをいただきます。フルボトルではなく200mlボトルです。

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色は綺麗な黄金色。

香りはヨード臭が鼻を突く。その奥に乳酸菌と穀物の香り。12年と比べると若くて刺激が強い感じを受ける。

口に含むとやはりスパイシーな刺激が強い。甘味もあるのだが刺激がそれを大きく上回る。私のお気に入りの12年と飲み比べると、12年はとてもマイルド。

トワイスアップにすると、ヨード臭はかなりおさまるが、といって別の良い香りが出てくるわけではない。味わいは、なお強い刺激が健在で、辛味しか感じられない。

ちょっと飲み続けるのはきついので、トワイスアップに氷を入れてハーフロックにする。冷やされたことと氷が溶けて加水が進んだことで刺激は弱まり、ヨーディーさと穀物の甘味が感じられる味わいになった。少し蜂蜜の香りも感じられるようになった。

ハイボールにしても、やはりヨーディーさが支配的。これがファイネストの個性なのだと思う。クセの強いお酒だが、こういうのも時には飲みたくなることもある。

 

レビュー日:2021年9月19日

【評価:5.0/10.0】

 

ボトル詳細
蒸溜所
スタイル
ブレンディッド
熟成年数
NA
アルコール度数
40%
容量
200ml
 

ベル Bell's

1,000円前後で評判のよいウイスキーシリーズ、本日はベルをいただきます。フルボトルではなく200mlボトル、ラベルはユニオンジャック版です。

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色は明るい黄金色。

香りは正統派のブレンディッドスコッチ。バランタインの香りに似ている印象。穀物、弱いピート、弱いレーズン、そしてアルコール感。

口に含むとアルコールの強めの刺激。しばらく待つが、ピリピリ感には慣れるもののアルコールの味が大部分を占める。鼻で嗅ぐ香りは悪くないと思うが、口に含んだ時の香りの広がりはない。

トワイスアップにすると、香りは弱まり少しフルーティーなものに変化する。口当たりはアルコールの刺激がおさまり、味は弱い甘さが感じられるようになった。

ロックにすると、香りは甘さを感じさせるものになる。口に含むとまず甘味が感じられ、口内でしばらく転がすとビターさが出てくる。甘味、苦味とも、強くはなく特筆できるものではない。

ハイボールにするとまあ普通にうまい。特に特徴的なところがあるわけではないが、嫌なところもないので普通に飲める。

ということで若干辛口ですが、私にとってはストレートで飲むのはちょっと厳しく、ハイボール専用かなと思いました。

 

レビュー日:2021年9月18日

【評価:5.0/10.0】

 

ボトル詳細
蒸溜所
ベル
スタイル
ブレンディッド
熟成年数
NA
アルコール度数
40%
容量
200ml
  

 

 

アラン マクリームーア 8th エディション Arran Machrie Moor 8th edition Release 2017

ワクチン接種の副反応で高熱が出たため、先週はテイスティング記事が書けませんでした。

今回も引き続きアランです。ピーティッドタイプのマクリームーアになります。成城石井で最上段に残っているのを発見し、購入しました。ピートレベルは20ppmとのこと。

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色は淡い小麦色。バレルリザーブと同じくらい。アイラもそうだがピート系のシングルモルトは色が薄いものが多い気がする。

香りはピート香が最初に感じられる。とはいえアイラのあいつらほどではない。次にアルコールのツンとくる刺激。その奥に青リンゴ系のフルーツも感じられる。少し落ち着くと、麦草の香りにも感じられる。

口に含むと、舌を刺激するわけではないのだがアルコールっぽさを感じる。あと口内にまとわりつくような雑味感あり。とはいえ比較的まろやかな味わいであり、飲み込むと強すぎないピートの香りが長く余韻を引く。
トワイスアップにすると、香りは弱まりピート香だけが残る。これはこれで悪くない。味わいはとてもマイルドになり、ほのかな甘みでとても飲みやすい。
ロックにすると、ピート香も弱まりフルーツ香がわずかに感じられる。味わいは、これまであまり感じられなかったビターさが強くなった。甘味は全く感じられず、これはなかなかタフな味わい。加水が進むとビターさも弱まり、ピーティーでマイルドな味わいになる。
ハイボールにすると、今度は逆に甘味、旨味が強くなり、ピート香とあいまってうまい。これはハイボールが一番おすすめの飲み方です。
 
マクリームーアは毎年(?)限定品としてリリースされているようだが、年による違いはあるのだろうか。古酒店で購入した5th edithion Release 2014も手元にあるのだが、飲み比べしようかどうしようか。
 
【評価:7.0/10.0】
 
ボトル詳細
地域
蒸溜所
アラン
スタイル
熟成年数
NA
アルコール度数
46%
容量
700ml

 

【他のアランのレビューはこちら】

アラン10年 The Arran 10 Year Old - Whisky Diary

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アラン シェリーカスク Arran Sherry Cask - Whisky Diary

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アラン バレルリザーブ Arran Barrel Reserve - Whisky Diary

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アラン バレルリザーブ Arran Barrel Reserve

前回に引き続きアランです。一番お手頃価格のバレルリザーブを見かけることができたので購入しました。

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色は淡い小麦色。シェリカスクや10年と比べるととても薄い。

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香りはフルーティー。青リンゴ、麦芽、バニラ。
口に含むと、やさしい甘味と程よいスパイシーさ。これは美味しい。10年より好きかも。ノンエイジだが、アルコールの刺激はほとんど感じられない。香りに蜂蜜も感じられるようになってきた。
トワイスアップにすると、香りは甘いフルーツ。マンゴーかな。口当たりはとても優しく、やはりやさしい甘味が口内に広がる。トワイスアップもうまい。
ロックにしても美味しい。甘味が増して、さらに程よい苦味がアクセントになっている。甘いフルーツの香りも健在。
ハイボールにしても、やっぱりうまい。色は薄いのだが、見た目に反して甘味と香りがしっかり感じられ、炭酸ともマッチしており飲みごたえがある。
 
実はあまり期待していなかったのですけど、これは大穴でした。 
 
【評価:8.0/10.0】
 
ボトル詳細
地域
蒸溜所
アラン
スタイル
熟成年数
NA
アルコール度数
43%
容量
700ml

 

 

【他のアランのレビューはこちら】

アラン10年 The Arran 10 Year Old - Whisky Diary

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アラン シェリーカスク Arran Sherry Cask - Whisky Diary

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アラン シェリーカスク Arran Sherry Cask

最近人気で入手が困難なアラン、シェリカスクを見つけて購入することができたのでレビューします。

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色は赤味を帯びた濃い琥珀色。
香りはシェリー樽由来のレーズン。黒糖。蜂蜜。カスクストレングス(55.8%)だがアルコールの刺激は特に感じられない。アラン10年のフルーティーな香りとは全くの別物。
口に含むと、甘味、と思うや否や強アルコールの刺激!、と同時にレーズンの香りが口内に広がる。そして胃に流し込むと、体がぽかぽかしてくる。
トワイスアップにすると、水となじむのが早いので熟成年数は長くはなさそう。香りはフルーティーさ(赤い果実)が強くなる。口当たりは優しく、甘味が前面に出てくる。決して水っぽくはなく、濃い味わいを楽しめる。
ロックにしても、まだ味は濃い。甘味がやや控えめになり、苦味がやや強くなる大人向けの味わい。
ハイボールにしても、なお味が濃い。さすがカスクストレングス。原酒の甘味と炭酸の刺激がマッチし、なかなかにうまい!
 
カスクストレングスは私にはストレートはちょっときついが、適度に加水した飲み方はどれもおすすめ。
 
【評価:7.5/10.0】
 
ボトル詳細
地域
蒸溜所
アラン
スタイル
熟成年数
10年
アルコール度数
55.8%
容量
700ml

 

【アラン10年のレビューはこちら】

アラン10年 The Arran 10 Year Old - Whisky Diary

whiskydiary.hatenablog.com

マルス モルテージ 越百 マンサニージャカスクフィニッシュ2021 Mars Maltage Cosmo Manzanilla Cask Finish 2021

マルス モルテージ 越百 マンサニージャカスクフィニッシュ2021を入手できたので開封します。これは前回マルスモルテージ越百をドライなシェリー酒「マンサニージャ」のカスクで追熟した限定品。前回越百をテイスティングしたのは、実はこれと比較したかったからでした。

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色はきれいな琥珀色でわずかに赤味も入っている。普通の越百とほとんど同じ。
香りはとても素敵。甘いレーズンやブドウ(こちらは干したものでないという意味です)、青リンゴ、シュガー、蜂蜜といったところ。これを嗅いだ後で普通の越百の香りを嗅ぐと、あまり香りが感じられなくなってしまうが、モルトの香りは普通の越百の方が感じられる。
口に含むと、刺激も甘さも控えめ。だが舌触りは濃厚。アフターに若干の苦みと渋みが残るのは普通の越百と同様。甘さと酸味は普通の越百の方がやや強い。箱裏面には「ココナッツやチョコレートなどの心地よい風味」とあるが私にはちょっと感じられないなぁ。

トワイスアップにすると、少しチョコレートの香りも感じられるようになった。レーズンやブドウの香りは後退した。青リンゴの香りが立ってきた。口当たりはとても滑らかで、甘味が増してとても美味しい。普通の越百は味がぼやけてしまったが、これはトワイスアップも美味しい。

ロックにすると甘味がと苦味が増す。後味は苦味が主体となるが、大人のお酒らしくてよい。

ハイボールにすると、シェリー樽っぽい香りと甘味がましまし。普通の越百と同じ傾向。シェリー樽系が好きな人はまたらないのではないだろうか。

普通の越百とこのマンサニージャカスクフィニッシュは、定価ではそれほど価格差はないのですが、これは運がよくないと買えないと思いますので(定価で)見つけたら買ってみるのが良いかと思います。

 

レビュー日:2021年8月14日

【評価:7.5/10.0】
 
ボトル詳細
日本 
地域
長野県
蒸溜所
スタイル
ヴァッテッドモルト
熟成年数
NA
アルコール度数
42%
容量
700ml

 

マルスモルテージ越百のレビューはこちら】

マルス モルテージ 越百 Mars Maltage Cosmo - Whisky Diary

whiskydiary.hatenablog.com