Whisky Diary

セキュリティエンジニアのウイスキー研究日誌

グレンモーレンジィ ネクター16年 / Glenmorangie Nectar 16 yo

本日は、グレンモーレンジィ ネクター16年をいただきます。
リカーマウンテン SHINJUKU TOKYOの量り売りで購入したものです。
グレンモーレンジィは最近リニューアルされて、各シリーズに年数表記がされるようになりました。このネクター16年の前モデルは、ネクター・ドールという名前でした。

画像はプレスリリースのものを使わせていただきました。

それでは、テイスティングしてみます。
は濃いめの黄金色。
香りは、白ブドウ、焼いた赤リンゴ、ハチミツ、キャラメル、木樽。様々な香りが複層的に感じられる。
口に含むとアタックはほとんどなく、とてもスムースな舌触り。優しい甘味から始まり、少しずつスパイシーさが主張を強め、それが過ぎるとまた穏やかな甘さに戻る。黄桃の甘味とフレーバーが口の中を満たしてくれる。
少量加水するとフルーツの香り、特に熟したオレンジの香りが高まる。
トワイスアップにしても同様の香りは崩れない。味わいは苦味が支配的になって、ネクター(甘い蜜の意味)の名にはちょっとふさわしくない。

ロックにすると、フルーツの香りは弱まり甘いハチミツの香りだけが残る。冷やされたことにより、口に含んだ直後は強くはないが苦味が先行し、その後を甘味が追いかけてきて、甘苦いロックらしいバランスになる。

(量り売りで量が少ないのと、この味わいでハイボールにするのはもったいないのでハイボールはスキップ)

 

ネクター16年は、バーボン樽で14年熟成させた後、ソーテルヌワイン樽、モンバジャックワイン樽、モスカテルワイン樽、トカイワイン樽で2年後熟させたものをブレンドしたもの。前モデルのネクター・ドールはソーテルヌワイン樽での後熟のみだったのに比べ、4種の樽を使ったより複雑な原酒構成に進化している。

これは美味しかったので1本買っておきたい。

 

 【評価:8.0/10.0】

ボトル詳細
スコットランド 
地域
ハイランド
蒸溜所
グレンモーレンジィ
スタイル
シングルモルト
熟成年数
16年
アルコール度数
46%
容量
50ml(量り売り)

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【過去のグレンモーレンジィのレビューはこちら】

 

コンパスボックス オーチャードハウス / COMPASS BOX Orchard House

本日は、コンパスボックス オーチャードハウスをいただきます。
リカーマウンテン SHINJUKU TOKYOの量り売りで購入したものです。
オーチャードハウスとは「果樹園」の意味。その名の通り様々なフルーツをイメージしたブレンドだそうです。ラベルも素敵ですね。

画像は公式HPのものを使わせていただきました。

Orchard House – Compass Box

コンパスボックスは、使用している原酒をその割合まで情報開示しているのが特徴です。このボトルは次のチャートの通り。

クライヌリッシュ、リンクウッド、グレンマレイなどがキーモルトで、カリラも2%入っています。

 

それでは、テイスティングしてみます。

は明るい黄金色。

香りは、青リンゴやレモンといったさわやかなフルーツ。熟した果実はいなさそう。
口に含むとアタックは強くないが、舌にざらつく感じ。中程度の甘味と辛味。

(量り売りで量が少ないので加水はスキップ)

ロックにすると、冷やされたことで口にはすっと滑り込んでくるが、ビターさがやや強くなった。フルーツの香りは健在。

ハイボールにすると、青リンゴと洋ナシが香るフルーツソーダジュース。とても爽やかで夏の暑いときに飲みたい味わい。二口目には甘みもしっかり感じられる。

 

コンパスボックスは、ボトラーズにしてはお手頃な価格で、ラベルもお味も良いのでそろえていきたいボトル。このオーチャードハウスも買いたいリストに入っているのですがなかなか巡り合えず、リカマン新宿でも量り売り用のボトルだけしかなったのです。見つけたら逃さず買っておこう。

 

 【評価:7.5/10.0】

ボトル詳細
スコットランド 
地域
蒸溜所
コンパスボックス
スタイル
ヴァッテッドモルト
熟成年数
NA
アルコール度数
46%
容量
50ml(量り売り)

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【過去のコンパスボックスのレビューはこちら】

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【使用原酒のレビューはこちら】

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リカーマウンテン SHINJUKU TOKYO

2026年3月11日にオープンしたリカーマウンテン SHINJUKU TOKYOに、3月18日の会社帰りに行ってきました。

リカーマウンテンは各地にお店があってお世話になっていますが、旗艦店は銀座の銀座777店、そして渋谷のSHIBUYA313店です。それと同様スペックの大規模店が新宿にオープンして嬉しく思っています。
これら大規模店の特徴は、ウイスキーの品ぞろえが圧巻であることに加え、店内で有料試飲ができることです。

銀座777店はNHKのドキュメント72時間で放送されたこともあり、私も試飲記事を書いたことがあります。 

www.web.nhk

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平日の夜(8時くらい)ということもあるのか、店内にはほとんどお客さんはいない状態でした。店内を一通り見て回った後、ボトルに書いてある「量り売り」について聞いたところ、店内試飲が10mlで3本まで、持ち帰りの量り売りが50mlか100mlとのことでした。銀座777店ではボトルに「有料試飲」と書いてあったのと異なり「量り売り」だったので店内では試飲できないと思っていたのですが(誰も飲んでいなかったし)、ここでも試飲ができることが分かりました。

この日は心の準備ができていなかったので店内試飲はせず、次の4種を量り売りで購入させていただきました。どれも1,650円/50mlでした。

  • コンパスボックス オーチャードハウス
  • グレンモーレンジ ネクター16年
  • シングルモルト嘉之助 HIOKI POTSTILL
  • シングルモルト嘉之助 PEATED

次は心の準備をして、店内試飲に挑もうと思います。
会社帰りの楽しみができました!
 

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マルス ラッキーキャット メイ&ルナ / MARS The Lucky Cat May & Luna

本日は、マルスウイスキーのラッキーキャット メイ&ルナをいただきます。
本坊酒造が出している数量限定の(ワールド)ブレンディッドウイスキーです。
2023年のGWに購入して、開栓するタイミングがなくて今に至ってしまいました。
ここしばらく本坊酒造シリーズを続けてきましたが、これが最後のストックです。

ラベルには2匹の猫が描かれています。本坊酒造の社長(?)が猫好きで、飼っている猫をラベルに描いたシリーズが発売されてきました。
 
 
それでは、テイスティングしてみます。

は明るいレモンイエロー。津貫や駒ヶ岳とは異なり薄め。

香りは、柑橘、レモン、強すぎないピート。ピートの奥に樽香。ラベルを見ると桜樽由来の香りがあるらしいが、この独特の樽香がそうなのかな。
口に含むと少しの刺激の後、とても甘い味わいが広がる。ブレンディッドなのでグレーンの甘味だろう。ピートの煙が鼻腔に抜けていき心地よい。少し甘すぎる気もするが、飲みやすい。
少量加水すると、チョコレートの香りが出てきた。
ウイスキー:水=2:1位に加水するとチョコは消え、青リンゴのさわやかな香りがメインとなる。味わいは、甘味に同程度の苦味が加わる。ストレートよりちょっと飲みづらい。

トワイスアップにすると、香りも味わいもぼやけてしまった。

 

ロックにすると、樽香と煙と甘味が同時に楽しめる。苦味はあまり出て来ず飲みやすい。加水が進むと味がぼやけてくるので、ロックでもサクッと飲むのがおすすめ。

ハイボールにすると、スモーキーな香りが印象的。味わいには、本坊酒造お得意の柿っぽさも少し感じられる。

 

ラッキーキャット メイ&ルナは、本坊酒造では珍しくピートが効いた香りと、ブレンディッド特有の甘さが特徴的なウイスキーでした。ラッキーキャットシリーズは、第12弾まで発売されており、それぞれ変わった樽を使っているユニークな造りになっているようです。もし酒屋さんで見かけることがあったら、購入してみてはいかがでしょうか。

 

 【評価:7.5/10.0】

ボトル詳細
日本 
地域
長野県
蒸溜所
本坊酒造
スタイル
ブレンディッド
熟成年数
NA
アルコール度数
43%
容量
700ml

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【最近のマルスウイスキーのレビューはこちら】

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シングルモルト駒ヶ岳アサギマダラの里2024

本日は、ふるさと納税で入手したシングルモルト駒ヶ岳アサギマダラの里2024をいただきます。シングルモルト津貫は鹿児島県南さつま市の返礼品ですが、こちらは長野県宮田村の返礼品になります。

アサギマダラの里の飲むのは初めてです。
上の写真の裏ラベルで説明されているように、パッケージの写真は「アサギマダラの里フォトコンテスト」の最優秀賞・アートラベル賞で、毎年違う写真となっています。
使用している原酒の説明はなく、テイスティングノートは「息を合わせて舞っているかのような2匹のアサギマダラをイメージさせる甘く調和の取れた香りが優しく広がる」とのこと。私にはイメージできませんでした。

ネットで検索したら、本坊酒造の公式紹介ページに樽種類が掲載されていました。

バーボンバレル、アメリカンホワイトオーク、マラサラワイン樽など」とのこと。マルサラワイン樽は珍しいですね。

www.hombo.co.jp

 
 
それでは、テイスティングしてみます。

は綺麗な黄金色。いつもの駒ヶ岳の色です。

香りは、グラスに鼻を近づける前から漂ってくる華やかな香り。バニラ、柿、バーボンのようなエステル香(グレーンは入っていないはずなのに)。
駒ヶ岳2024と比べると、こちらは若い原酒特有の乳酸っぽさを感じるのに対し、アサギマダラの里はそれはなかった。再度アサギマダラの里の香りを取ると、樽香が強くなった感じがする。ラベルが違うだけではなく、中身も通常の駒ヶ岳とは違うのは明らか。良い原酒を使っているようだ。
口に含むとわずかな刺激はあるものの、スムースな舌触りで程よい甘さ。少しスパイシーに変化して、それに慣れると橙色の果実を思わせる柔らかな甘さ。飲みやすく、美味しい。駒ヶ岳2024はスパイシーさがやや強めで若さを感じるのに対し、アサギマダラの里はその上位互換という印象。
ウイスキー:水=2:1位に加水すると、樽の木の香りが主体になり、また、わずかにピートの香りが感じられるようになった。味わいは、甘味と苦味がそれぞれ強くなり、パンチの効いた味になった。

トワイスアップにすると、薄まって物足りなくなる。

 

ロックにすると、甘味と苦味が強くなったが、苦味が優勢。口から鼻にかけて、樽香と橙色の果実(杏子系)の香りが心地よい。

加水が進むと少し酸味が出てきて、全体的にぼやけた味わいとなる。

ハイボールにすると、酸味とピートの香りが特徴的。すいすい飲めるけど、ちょっと物足りないかな。

 

アサギマダラの里の価格は通常の駒ヶ岳の1.5倍くらい(駒ヶ岳2024とはほぼ同じ)なので、この香りと味わいならばお買い得だと思う。とはいえ、入手ルートは駒ヶ岳蒸溜所に行くかふるさと納税くらいしかないと思うので、手に入れるならふるさと納税がおすすめ。

 

 【評価:8.0/10.0】

ボトル詳細
日本 
地域
長野県
蒸溜所
本坊酒造
スタイル
シングルモルト
熟成年数
NA
アルコール度数
48%
容量
700ml

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【シングルモルト駒ヶ岳のレビューはこちら】 

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【駒ヶ岳蒸溜所を訪問した記事もご覧ください】

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東海道五十三呑み次「14日目」(30)舞阪宿~(31)新居宿~(32)白須賀宿~(34)二川宿~(35)吉田宿

【2026年1月26日】

東海道五十三呑み次の14日目です。今日は舞阪宿のちょい先の弁天島から歩き始めます。

弁天島

部屋からの眺めです。昨日撮影した鳥居と、浜名大橋が望めます。

今日は、昨夜貸し切りで宿泊した開春楼からスタートです。

舞阪から新居までまっすぐな道路ですが、結構交通量は多いです。

弁天島にはホテルだけではなく、リゾート(?)マンションと思われる建物もありました。

新居宿までまっすぐな道が続きます。周りに遮るものがないので、早朝の寒風が吹きつけてきます。

新居宿

新居宿の浮世絵は、舞阪と同じく今切れの渡しが描かれています。舞阪から新居(浮世絵では荒井)に向けて、2艘の渡し舟が描かれています。

浮世絵「荒井 渡舟ノ図」

現在は島と橋でつながっていて、新居宿の入口はこのような感じです。

新居宿には、浮世絵の右上にも描かれている新居関所が残されています。1854年の大地震の後1858年に再建されたものですが、江戸時代のものが現在でも残っている唯一の関所です。新居関所は箱根関所と並ぶ厳しい関所で、出女だけではなく入り女も改められたことから、ここを迂回する道が姫街道と名付けられたほどです。

新居宿にはいろいろ見どころが残されているようで、楽しみです。

歩き始めてから1時間ほどで、予定通り関所の開館時刻過ぎに到着しました。

ですがまさかの「休館日」。月曜日は休館日なのでした。ショック。

向かいにある旅籠の紀伊国屋も「休館中」で入れませんでした。

ここで嫌な予感がしたのですが、これが見事に的中し、この後「月曜休館ラッシュ」に巻き込まれることになります。

とはいえ落ち込んでいても仕方がありません。

さあ、お酒を探そう」。

とはいえ朝から飲める店が開いているはずはなく、コンビニも近くにはありません。ですが運よくスーパーが開いていましたので、静岡名物の緑茶割りを頂きました。

新居宿の西方出口にはクランク状の道が残っていました。「桝形」などと呼ばれることが多いですが、ここでは「棒鼻」と呼ぶそうです。

白須賀宿

新居宿から白須賀宿への道は、JR東海道線から離れた海沿いの道です(JRが東海道から離れたと言う方が正しいですが)。車は少なく松並木も残っていて、歩いていて気持ちの良い道です。

白須賀宿は、元はこの海沿いにあったのですが、津波の被害に見舞われたことから、坂を上がった高台に移されました。

その坂は潮見坂で、右奥に見えるとおりかなりの激坂でした。

坂を上りきると、白須賀宿を紹介しているおんやど白須賀があります。が、ここも月曜は休館日でした。

おんやど白須賀の少し先に、潮見坂公園があります。ここは古くからの名所のようで、徳川家康が織田信長を接待したり、明治天皇が休憩されたりしたそうです。

浮世絵でも、ここから遠州灘を望む風景が描かれています。

浮世絵「白須賀 汐見阪図」

現在でも、同じような景色を望むことができます。

潮見坂上から高台をしばらく歩くと、道がクランクになっていました。ここが白須賀宿の入口の痕跡ですね。新居宿の出口は「棒鼻」でしたが、ここは「曲尺手(かなんて)」と呼ばれたようです。

白須賀宿には江戸時代をしのぶことができる建物は残されていませんでした。本陣跡にはこのように案内板が立てられていますが、そこには立派な邸宅が建っていました。本陣跡の向かいは農協でした。いかにも町(村?)の中心という感じ。

道幅はこんな感じで東海道っぽいです。

左手に見える木は、火事を食い止めるための火防樹だそうです。白須賀宿は高台に移転したことで津波の心配はなくなりましたが、冬季に西風が強く火災になることが多かったとのことで、それを防ぐために植えられたそうです。確かに私が歩いた日も西風が強く、寒い中向かい風との戦いを強いられました。

白須賀宿を抜けると、遠江国(静岡県)から三河国(愛知県)に入ります。

国境には境川が流れています。大河ではなくこのような小さな川でした。

振り返るとこんな感じ。

国をまたいでしまいましたが、まだ白須賀宿で「さあ、お酒を探そう」をしていませんでした。忘れていたわけではなく、飲み屋はおろかコンビニも酒屋もなかったのです。この少し先で国道1号線と合流したところにあるコンビニでお酒を調達です。とても寒かったので、ウイスキー(ジムビーム)にしました。極上黒豚まんをほおばりながら暖をとることにします。

次の宿場を目指して東海道を歩き続けます。この区間は国道1号線で、ご覧のように道路の道幅は広く、大型トラックも頻繁に通り、江戸時代の東海道の風情は全くありません。

二川宿

ウイスキーを飲みながら、向かい風の西風に耐えて歩き続けると、国道1号線から旧東海道が分かれました。

その先が二川宿です。ここは国道1号線から離れていて、旧街道宿場町の風情が残っています。

宿場の入口にある川口屋。現在は案内所になっていますが、今日は定休日

立派な本陣跡が復元されて公開されていますが、今日は定休日

二川宿の浮世絵は、立場にあった「名物かしは餅」の茶屋が描かれています。

浮世絵「二川 猿ヶ馬場」

現在の立場跡には茶屋は残っていませんが、宿場の西側にクランク(桝形)は残っていました。

既にお昼を過ぎてしまいました。「さあ、お酒を探そう」。

旅のお供Google Mapでお蕎麦屋さん「三遠そば処 雪斎」を見つけました。

www.soba-sessai.jp

蕎麦前にお酒と板わさを頂きます。お酒は地元愛知のお酒「二兎」をチョイスしました。

おなかを落ち着けた後、かけそばを頂きました。

遅めの昼食を終え、東海道歩きを再開します。今日は帰る日なので、新幹線が止まる豊橋駅まで歩かなければいけません。

二川宿からの道は下の写真のように歩道が狭く、車も多くてストレスが溜まります。

狭めの道の次は、国道1号線に合流です。

ここには、飯村一里塚跡の碑がありました。一里塚はなく、電信柱しかありませんけど。

国道1号線は広いです。その分歩道も広いので、危険はありませんが、風情もありません

吉田宿

やっと吉田宿(豊橋)が近づいてきました。広い道に路面電車が通っています。

立派な秋葉山の灯篭もあります。

この交差点には、吉田城の東惣門のミニチュアがあります。

吉田宿の東海道は、城下町の例にもれず吉田城を迂回するように通っています。ここ東惣門から本陣跡西惣門と進み、今日は東海道とはそこで分かれ、吉田神社経由で吉田城に向かいます。

本陣跡には案内柱があり、現在はうなぎ屋さんになっていました。

西惣門のミニチュア。

豊川のほとりに出ます。東海道が通っている豊橋が見えます。

逆方向の吉田城に向かいます。吉田神社は手筒花火発祥之地だそうです。

吉田城の敷地内には、豊橋市役所豊橋市公会堂があります。

吉田城には天守閣は残っていませんが、櫓(鉄櫓)は残っており公開されています。定休日でしたが。

吉田宿の浮世絵は、吉田城の櫓と吉田大橋が描かれています。

浮世絵「吉田 豊川ノ橋」

現在の眺めはこんな感じです。

さあ、お酒を探そう」。

の時間ですが、帰りの新幹線の時刻を調べたところ、吉田城から路面電車に乗って豊橋駅に着くのがひかり号出発の約10分前。これを逃すと30分後のこだま号になり、乗車時間も倍近くなってしまうので、駅のキオスクでエビスとおつまみのチーかまを買って、新幹線の車内でいただきました。

うなぎパイは家族へのお土産です。

今日の舞阪宿から吉田宿までの旅は、見所がとても多かったのに、月曜日のためどこも休館日だったのは残念でした。この区間はいつか再訪したいと思います。

次に有休をとって旅に出るときは、土日月ではなく金土日にしよう

  • 舞阪宿~新居宿 5.8km
  • 新居宿~白須賀宿 7.8km
  • 白須賀宿~二川宿 7.4km
  • 二川宿~吉田宿 7.6km

次回は、吉田宿から歩きますが、時期と区間は未定です。

吉田宿から先は、JR東海道線と離れた道なので計画は綿密に検討する必要があります。とはいえ名鉄沿いなので、行き倒れにはならないはず。

 

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【今回の歩行ルート】

【前回の記事はこちら】

whiskydiary.hatenablog.com

 

東海道五十三呑み次「13日目」(28)見附宿~(29)掛川宿~(30)舞阪宿

【2026年1月25日】

東海道五十三呑み次の13日目です。今日は見附宿から歩き始めます。

見附宿

スタートは磐田駅です。

駅前の大通りを西に曲がると、旧東海道はこんな感じでした。

道沿いには、旧東海道の名残がちょこちょこあります。こちらは長森立場と長森かうやくの説明板。

てくてく歩いていくと、天竜川に出ます。例によって川越は難所ですので、浮世絵に描かれています。

浮世絵「見附 天竜川図」

現在の天竜川には橋が架けられていて歩いて渡ることができます。

2本の橋が架けられていて、左のトラス橋は1933年に出来た天竜川橋。自動車のみで歩道はありません。右の橋は1965年に出来た新天竜川橋。さらにその右には2008年に拡幅された新新天竜川橋があります。

歩道は新天竜川橋につけられています。これまでの川越は、トラス橋の脇に細い歩道の橋をつけたもので渡るのが怖かったのですが、ここは下の写真のようにとても広く、安心して川を渡ることができました。

天竜川を渡ると中野町です。江戸、京のいずれからも六十二里二十八町であったことから「中の町」と呼ばれるようになったとのことで、ここも真ん中アピールしています。

中野町の出口付近の路地に看板がありました。

ここも姫街道への分岐点だそうです。

交通量の多い車道脇の歩道を歩いて、浜松を目指します。

浜松宿

浜松に近づくにつれ、高いビルが目立つようになりました。また、道路の幅も広くなりました。浜松は大都会でした。

浮世絵では、遠くに浜松城を望むものの、道沿いには何もなく、松のたもとで焚火をする人が描かれていますが、

浮世絵「濱松 冬枯ノ図」

現在の浜松市は、高いビルが立ち並んでいました。

浜松に来たからには、浜松城に登城しないわけにはいきません。ここは若き日の徳川家康の居城でした。場内の展示では、三方ヶ原の戦いで武田信玄にボコボコにされたことが紹介されていましたが、「負け戦から学んだことが後の天下取りにつながった」とフォローされまくっていました。

浜松城公園内には、当然、徳川家康公の銅像があります。

お城の入り口側からは立派に見えますが、

真横から見るとちょっとおかしい。天守台(石垣)の幅に対して、天守の幅が小さいのがわかります。

なお、天守台や天守曲輪の石垣は赤や茶色の石による野面積みで、一見の価値はあると思います。

木造の掛川城と違い、浜松城は鉄筋コンクリート造りの模擬天守です。天守閣地下に井戸の跡がありますが、下の右の図のように元の天守閣と比べて、今の模擬天守は一回り小さいとのこと。

浜松も真っ平らな土地ですが、その中でも高台に浜松城は築かれており、天守閣からは四方が良く見渡せます。浜松城公園の広場には、徳川家の三つ葉葵の紋章が描かれていました。

朝から歩き通して、お昼もちょっと過ぎてしまいました。

さあ、お酒を探そう」。

浜松といえば浜松餃子でしょう。

Google Mapで近くのお店を検索し、だもんで餃子さんに突撃します。

tabelog.com

浜松餃子といえば円盤状のレイアウトでしょうが、一人では食べきれないので餃子定食とビールを頂きました。ビールに餃子は最高です!

東海道五十三呑み次のノルマをこなして、歩きを再開します。

浜松は大都会なので、江戸時代の東海道の痕跡はほとんど残っていません。本陣跡もご覧の通り、都会の交差点に案内板が立っているだけでした。

次の舞阪宿に向かって、ひたすら歩きます。車道沿いの道はちょっとつまらない。

舞阪宿の手前に、多くの松並木が残されていました。江戸時代のハイウェイですね。

舞阪宿

舞阪宿の入口(見附)には、石垣の跡が残されていました。

舞阪宿内の道。真っすぐで、どことなく往時の雰囲気を残している気がします。

案内図もありました。まっすぐ進むと、海に突き当たります。

本陣跡です。今は立派なお家がありました。

脇本陣跡です。復元された建物ではありますが、東海道では唯一の脇本陣の遺構だそうです。残念なことに閉館時刻を過ぎてしまい、見学することはできませんでした。

東海道の突き当りは海です。江戸時代、ここから次の新居宿へは今切の渡しと言われ、船で渡っていました。船着き場は南雁木、本雁木、北雁木の3つがあり、下の写真は北雁木です。

雁木は「がんげ」と読み、階段状になっている渡船場のことです。

浮世絵では、舞阪から今切(浜名湖と海を隔てる陸地が地震により崩れてつながった)の風景が描かれています。

浮世絵「舞坂 今切真景」

現在では弁天島ができ、橋でつながっています。正面に見えるビル群は、弁天島のホテル群です。

さあ、お酒を探そう」。

事前にGoogle Mapで舞阪宿の近辺には酒屋もコンビニもないことを調べていたので、舞阪宿の手前で買っておいた浜松の銘酒「出世城」を頂きます。出世城とは浜松城のこと(城主で出世した人がたくさんいたため)。浜松市のゆるキャラの家康くんも描かれています。

かなり日が傾いてきました。弁天島への橋を渡ります。今日の宿は弁天島のホテルを予約しており、予定通りたどり着くことができそうです。

弁天島

弁天島だけに、弁天神社がありました。写真を撮っていると地元の方が声をかけてくださり、鳥居に夕日が沈むところを見ることができますよ、とのこと。ホテルに行くのは後回しにして、浜辺に向かいます。

弁天島の浜辺に出ると鳥居が見えました。奥に見えるのは浜名大橋、巨大です。手前にある看板はゆるキャン△。ゆるキャン△の聖地だったようです。そういえばそんな話も見たような。

弁天島の夕日は遠江八景だそうです。

多くの人が鳥居に沈む夕日を狙って集まっています。スマホの人が多かったけど、スマホで撮れるのかな。

30分ほど待ち、場所もちょこちょこ移動して、鳥居の真ん中に沈む夕日を撮ることができました。ズームレンズは持ってきていませんでしたが、フルサイズのα7CでAPS-Cモードにしてズーム量を稼ぎました。

今日の宿と夕食

無事に夕日も撮れたところで、今日の宿にチェックインします。今日のお宿は開春楼です。

「かいしゅんろう」って、春を買ったり、春に回ったりするとちょっとやばいので、大きな声では言えません。

www.benten-kaishunro.com

ロビーはこんな感じ。先ほどの鳥居や浜名大橋を望むことができます。

このホテルもゆるキャン△のロケ地になったようで、パネルがありました。

お部屋はこんな感じ。オーシャンビューです。

このホテル、景色は最高なのですが運営はちょっとあれで、夕食付プランはなく、大浴場も今日はやっていないとのこと。どうやら外国の団体客にフォーカスしているようで、団体客が入っていない日は稼働をミニマムにしているようです。翌朝チェックアウトするとき、カギをフロント前の箱に入れておく仕組みだったのですが私のカギ1個しかありませんでした。この日の宿泊客は私一人だったのかも(翌日は月曜でしたし)。

というわけで、食事に出かけます。浜名湖に来たからにはうなぎでしょう。風が強く寒い中、10分ほど歩いて花菜坊さんに向かいました。

www.hamanabo.co.jp

せっかくですので奮発して、うな重<松>(茶碗蒸し、刺身、肝吸、香の物、デザート付き)を頂きました。寒かったので、お酒は芋焼酎のお湯割り(濃いめ)です。

うなぎは普段土用の丑の日くらいにしか食べませんが、それは濃いめのたれの味が強いのに対し、こちらはあっさり目の上品な味でふっくらした焼き加減でした。お刺身はさすが海に近いだけあって新鮮でお酒に合いました

  • 見附宿~掛川宿 12.5km
  • 掛川宿~舞阪宿 11.3km

次回は、舞阪宿から吉田宿まで歩きます。

 

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