Whisky Diary

セキュリティエンジニアのウイスキー研究日誌

マルス駒ヶ岳蒸溜所祭り2024

2024年5月19日(日)、初めて開催されたマルス駒ヶ岳蒸溜所祭りに行ってきました。

www.hombo.co.jp駒ヶ岳蒸溜所は、 去年の夏に訪問した鹿児島のマルス津貫蒸留所より近く、行きたいと思っていたもののなかなかきっかけがなく、今回のイベントを見つけてついに行くことを決心しました。

アクセス

行き方は次の通りです。

  • バスタ新宿から始発の高速バスに乗車(伊那・飯田行き)

  • 中央道駒ケ根ICバス停下車

  • 今回はシャトルバスに乗せてもらい蒸溜所に直行

  • 時間が余ったので後で歩いてみたら40分くらいでした

到着して

ある程度は覚悟していましたが、予想以上に人が多かったです。下の写真ではそれほどでもないように見えますが、飲食テントエリアは大賑わいで、着席できるところはほぼすべて埋まっていました。とりあえず、ウエルカムドリンクの岩井のハイボールをいただきながらぶらぶらします。
中でも長蛇の列ができているところがあったので、誘導員の方に何の列か聞いたところショップの順番待ちとのこと。今日はとても無理と思って並びませんでしたが、15時過ぎに行くと列が解消されていたので、駒ヶ岳蒸溜所限定のマルスモルテージとグレンケアングラスを購入しました。この時間でも、シングルモルト駒ヶ岳2023はまだ買うことができました(すでに持っているので購入見送り)。
駒ヶ岳蒸溜所には、津貫蒸留所とはタイプは違うバーがあります。こちらは雰囲気を楽しんでもらうため先着予約制で、私が到着したときはすでに満員締切後でした。残念。 

蒸溜所の設備

蒸溜所見学はこれがメインだろうと思うのですが、こちらは案外すいていました。 

粉砕機。右奥は袋に入ったモルト

糖化槽(マッシュタン)

発酵槽(ウォッシュバック)

ステンレス製と木製。木はオレゴンパイン。

蒸溜釜(ポットスチル)

左が初溜釜、右が再溜釜。

熟成庫



ウイスキーセミナー

今回の目玉はこれ。定員30名のセミナーに申し込み見事当選しました。当選メールを受け取ったときは応募者が少なかったのかな?と思いましたが、当日に来場者数を見てこれは超ラッキーだったのだと思いました。

普段は非公開の熟成庫の中にテーブルといすを並べ、前方スクリーンを使って説明してくださいました。非公開エリアということで、写真撮影はOKだがSNSへのアップはNGとのことでしたので、写真ははじめのスライドとウイスキーだけです。

テイスティングしたのはこの5種。
1.シングルモルト駒ヶ岳 2023エディション
 市販されているものです。
2.駒ヶ岳 カスクサンプル①
  • 樽種:バーボン樽
  • 麦芽:英国産麦芽
  • ピートレベル:0ppm
  • Alc:60%
  • 熟成年数:6年10か月
3.駒ヶ岳 カスクサンプル②
  • 樽種:PXシェリーバット
  • 麦芽:英国産麦芽
  • ピートレベル:3.5ppm
  • Alc:60%
  • 熟成年数:6年10か月
4.シングルモルト駒ヶ岳 Japanese Barley AGED 8 YEARS
 今回の祭りの記念ボトル。抽選販売に申し込みましたが当たらないだろうな。
  • 樽種:バーボン樽・白ワイン樽
  • 麦芽国産麦芽
  • Alc:55%
  • 熟成年数:8年
5.駒ヶ岳 カスクサンプル③
  • 樽種:白ワイン樽
  • 麦芽:国産麦芽
  • ピートレベル:0ppm
  • Alc:61%
  • 熟成年数:8年8か月
このなかで一番おいしかったのは最後のカスクサンプル③です。参加者の方も口々に美味しいと言っていました。使っている白ワイン樽は自社(マルスワイン)のもの。参加者からぶどう品種を教えてとの質問が出ましたが、品種を分けるほど樽の数はないとの回答でした。数が少なく、まだ一般販売は難しいようでした。
白ワイン樽というのは珍しいと思いましたがこれはよかったので、他のウイスキーでも見つけたら試してみたいと思います。(シャルドネとかをどこかが出していたような気がする)

おわりに

当日は曇りときどき小雨でしたが、残雪が残る駒ヶ岳が遠くに綺麗に見られました。三角形に尖った剣岳と、その下に広がる千畳敷カールも分かります。

今回の蒸留所訪問はいつもと違い、お祭りで人が多かったのはあれでしたが、ウイスキーセミナーは秀逸でした。
いつになるかわかりませんが、機会を作って今度はバーを楽しみに来ようと思います。

【津貫蒸留所訪問記事はこちら】

whiskydiary.hatenablog.com

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