Whisky Diary

セキュリティエンジニアのウイスキー研究日誌

京都バーテンダーズバッチ2023 NEVER STOP EXPLORING

本日は、京都バーテンダーズバッチ2023 NEVER STOP EXPLORINGをいただきます。
京都バーテンダーズバッチとは、リカーマウンテンが京都の著名バーテンダーとコラボしリリースしているウイスキーです。

この1本は、YouTubeで楽しくて勉強になる動画を配信している宇治のBAR KaguyaさんのオーナーItaruさんとその息子のウイスキーアドバイザーさんが、師と仰ぐ和フレンチ&BAR Le HUBLOTの坪井さんとタッグを組んでブレンドに挑んだものです。

ワインカスクカルヴァドスカスクを主軸に組み立てたとのことですが、どのような味わいでしょうか。
 

色はほのかに赤みを帯びた黄金色。
香りは赤い果実、ミント、モルト、その奥にアルコール。
口に含むと、アルコール度数58%もあるのでまずはスパイシーな刺激が来るが、覚悟していたほど強くはない。まずは酸味が特徴的に感じられる。ワイン樽の個性からくるものだろう。甘みも感じられるがいつものとは少し違う。カルヴァドス樽由来の優しい甘みか。
少し加水すると、モルティな香りが支配的になる。味わいは甘みが強くなり、少し遅れて辛さがやってくる。一口目よりも美味しくなった。
加水を進めウイスキー:水=2:1くらいにすると、フルーティーな香りが立ち上ってきた。加水比率によるものか、時間経過によるものかは分からない。味わいは、甘味・苦味・辛味が三味一体で感じられる。おそらくこの加水比率がベストだと思う。
さらに加水しトワイスアップにすると、香りはフルーティーなものが弱くなった感じ。味わいは辛味が弱まり、甘味と苦味、隠し味で酸味があり、飲みやすく美味しい。トワイスアップでも十分楽しめる、というか飲みやすさはこれが1番。

ワイン樽のAMAHAGANといえばシャトーモンペラの樽を使ったエディション モンペラがあるので飲み比べてみた。アルコール度数が違う(モンペラは47%)ので比較は難しいが、共通する要素もあり、異なる要素もある。

アマハガン エディション モンペラ / AMAHAGAN Edition Mont-Pérat - Whisky Diary

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ロックにすると、香りは再び赤い果実。甘い果実ではなく酸っぱい果実。味わいは最初に甘み、それを酸味と苦みが追いかけて、最後は辛味が支配する。

ハイボールにすると、とてもほのかだがピートが感じられる。味わいは酸味が主体。ほどよい苦みと甘みがあり、美味しくいただける。これは度数が強いこともあり、ハイボール向きかも。

BAR Kaguyaさんが長濱蒸溜所とコラボしたボトルということで、YouTubeを見てすぐに予約しました。個性的な味わいのボトルで、この後の変化も楽しみです。リカマンオンラインを見るとまだ買える状態でしたので、興味がある方は買ってみてはいかがでしょうか。

 【評価:7.5/10.0】

ボトル詳細

日本 
地域
蒸溜所
長濱蒸溜所
スタイル
ブレンディッド
熟成年数
アルコール度数
58%
容量
700ml

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