色は少し赤みを帯びた琥珀色。
香りは、強い樽の香り、赤いドライフルーツ、ナッツ、スモーク。
瓶詰めするときの流量が少なかったので、樽に残っているウイスキーが少ない=樽貯蔵が長期間経過している=樽のエキスが多く出ていると推察します。クォーターカスク(小さい樽)なのでさらに樽の影響は出やすいはず。
口に含むとスパイシー。しかしアルコール度数59.2%ということで覚悟していたほど刺激は強くない。樽の木の風味が口内に広がり、煙りっぽい香りが鼻に抜ける。
ウイスキー:水=2:1くらいに加水すると、香りはあまり変わらない。味わいも刺激がやや弱まるほかは大きく変わりはない。
トワイスアップにするとさすがに香りは弱まる。味わいは、甘味を先に感じるようになり、後からじわじわ辛味がやってくる。香りはスモーキーさが印象に残る。
2021年10月に長濱蒸溜所で購入したアマハガン ハンドフィル(シェリー樽)は、シェリー樽の甘味の他に柑橘のフルーティーな香りがあったが、これはフルーティさは感じられず、スモーキーな香りが主軸となっている。スモーキーだがピートのヨード香(正露丸臭)はなく、ひたすら煙っぽい。
ロックにすると、冷やされて甘みが増した。香りは相変わらず煙たい。口内で温度が上がると苦味が現れる。甘苦くて煙っぽい個性的な味わい。
ハイボールにすると、甘味が増して苦味が程よくありスモーキーで美味しい。
【評価:8.0/10.0】
【AMAHAGANハンドフィルの過去レビューはこちら】
アマハガン ハンドフィル(シェリー樽) AMAHAGAN World Malt Edition Hand-filled (Sherry cask) - Whisky Diary
アマハガン ハンドフィル(スウェーデン樽) AMAHAGAN World Malt Edition Hand-filled (Sweden cask) - Whisky Diary
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