Whisky Diary

セキュリティエンジニアのウイスキー研究日誌

アマハガン ハンドフィル(シェリークォーターカスク)/ AMAHAGAN Edition Hand-filled (Sherry cask)

先週は旅行のため更新をスキップしてしまいました。旅行目的は、新しく開業した北陸新幹線に乗ること。東京から敦賀まで乗り通し、その後長濱蒸溜所にウイスキー仕入れに行ってきました。
本日は、長濱蒸溜所限定 アマハガン ハンドフィル(シェリークォーターカスクをいただきます。ハンドフィルとは、樽から自分の手で直接瓶詰したものです。蒸溜所備え付けの台帳とビンに張り付けるラベルに、瓶詰日、ボトル番号、瓶詰者の情報などを記入します。
 

は少し赤みを帯びた琥珀色。

香りは、強い樽の香り、赤いドライフルーツ、ナッツ、スモーク。

瓶詰めするときの流量が少なかったので、樽に残っているウイスキーが少ない=樽貯蔵が長期間経過している=樽のエキスが多く出ていると推察します。クォーターカスク(小さい樽)なのでさらに樽の影響は出やすいはず。

口に含むとスパイシー。しかしアルコール度数59.2%ということで覚悟していたほど刺激は強くない。樽の木の風味が口内に広がり、煙りっぽい香りが鼻に抜ける。

ウイスキー:水=2:1くらいに加水すると、香りはあまり変わらない。味わいも刺激がやや弱まるほかは大きく変わりはない。

トワイスアップにするとさすがに香りは弱まる。味わいは、甘味を先に感じるようになり、後からじわじわ辛味がやってくる。香りはスモーキーさが印象に残る。

2021年10月に長濱蒸溜所で購入したアマハガン ハンドフィル(シェリー樽)は、シェリー樽の甘味の他に柑橘のフルーティーな香りがあったが、これはフルーティさは感じられず、スモーキーな香りが主軸となっている。スモーキーだがピートのヨード香(正露丸臭)はなく、ひたすら煙っぽい。

ロックにすると、冷やされて甘みが増した。香りは相変わらず煙たい。口内で温度が上がると苦味が現れる。甘苦くて煙っぽい個性的な味わい。

ハイボールにすると、甘味が増して苦味が程よくありスモーキーで美味しい。

途中下車して立ち寄った甲斐がありました。
 

 【評価:8.0/10.0】

ボトル詳細
日本 
地域
蒸溜所
長濱蒸溜所
スタイル
ブレンディッドモルト
熟成年数
NA
アルコール度数
59.2%
容量
500ml

 

【AMAHAGANハンドフィルの過去レビューはこちら】

アマハガン ハンドフィル(シェリー樽) AMAHAGAN World Malt Edition Hand-filled (Sherry cask) - Whisky Diary

whiskydiary.hatenablog.com

アマハガン ハンドフィル(スウェーデン樽) AMAHAGAN World Malt Edition Hand-filled (Sweden cask) - Whisky Diary

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