Whisky Diary

セキュリティエンジニアのウイスキー研究日誌

ロッホローモンド シングルグレーン ピーテッド / Loch Lomond Single Grain Peated

今日は少し変化球で、ロッホローモンド シングルグレーン ピーテッドをいただきます。
シングルグレーンとは言うものの、原料はグレーンではなくピーテッド麦芽で、カフェスチル(連続式蒸留器)を使っているためこの呼称となっています。
お手頃価格ですが、個性的でおいしいと聞いています。

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色は明るい黄金色。
香りはまずピート、強くはない。それから接着剤のような香り、バーボンのセメダイン臭とは違う。そして若い黄色系のフルーツ、青いレモンかな。
口に含むと若々しい酸味、それからスパイシーな刺激が来る。ケミカルな香りもあり独特の味わい。
トワイスアップにすると、ケミカルな香りが強まり、そこに甘い香りがかぶさってくる。味わいはソフトで甘味が感じられるようになり、酸味が追いかけて、最後は苦味が後を引く。
ロックにすると、少し蜂蜜の甘い香りが出てきた。味わいは甘味と苦味が主体になる。ストレートからある独特の香りもあって、何だろう、緑色の薬草系リキュールを思い浮かべる。そういえばラベルが緑色だ。
ハイボールにすると、ピート感がめだつようになった。味わいは酸味がメインで、後味が煙っぽい。
 
ポットスチルではなくカフェスチルのためか、ピート香はそれほどきつくはない。味わいは独特で、レモンやライムの香りや、緑色の薬草系リキュールの味わいがあり、ウイスキーとしてはかなり個性的。初見ではちょっと面食らったというのが正直な感想。開栓後時間が経つとまた変化するかもしれないので、変わり種として追い追い飲んでいこう。
 
【評価:6.5/10.0】
 
ボトル詳細
地域
ハイランド
蒸溜所
ロッホローモンド
スタイル
熟成年数
NA
アルコール度数
46%
容量
700ml