郡山出張の帰りに笹の川酒造・安積蒸溜所を訪れ、ショップで購入させていただきました。仕事を終えた後で夕方の訪問だったため、見学はできませんでした。
香りは、レモンのフルーティーさとシロップの甘さ、そして樽の香りが感じられる。深く吸い込むとアルコール感が邪魔をする（アルコール度数は50%）。ピーデッド原酒もブレンドしているとのことだが、ピート香は言われればあるかなという程度。
口に含むと、ファーストアタックは強め。しばらく我慢するが、味わいはスパイシー。そしてピートの香りが鼻に抜けていく。
トワイスアップにすると、青リンゴの香りが出てきた。味わいは角が取れ、辛さが苦さへと変化した。辛い、苦いと書いたがネガティブな意味ではなく、このお酒はそういう個性ということ。
ロックにすると、ほのか甘い香りとなった。味わいは甘味が2割で苦味が8割。口内で温度が上がると、どんどんビターさが増していく。その奥からモルトの旨味が顔を出す。氷が溶けて加水が進むと、ビターさは幾分和らぎ、モルトの風味が支配的になる。
ハイボールにすると、モルトの旨味（甘味）と炭酸の酸味がマッチして美味。今日はハイボールが一番美味しい。
有名なブロガーさんのレビュー記事によると、「開封直後はちぐはぐなところがあったが、その後日に日にまとまってきて良いところが感じられるようになった」とのことなので、私も今後の変化に期待して飲んでいこうと思う。
【評価：6.5/10.0】
