7日目はモンブランを目指します。
本来ならばシャモニーに泊まるところですが、ツール・ド・フランスのためかホテルが取れなかったので、シャモニーに向かうスイス国境近くの町マルティニに泊まり、日帰りでシャモニー、モンブランを目指します。
ちなみにシャモニーはフランスです。スイス旅と名付けていますがご容赦ください。マルティニはスイスですが、フランス語を話す地域です。
今朝の天気はくもり。
モンブランエクスプレスと名付けられた普通列車でシャモニーに向かいます。国境の駅で乗り換えます。
シャモニーに着いてもくもりです。雲がかかっていて山頂の様子は分かりません。
目的地は、エギーユ・デュ・ミディ展望台です。標高3,842mでモンブランを間近に見ることができます。
駅から歩いてロープウェイ乗り場に着くと、なんと強風のため運転中止でした。雲で景色が見えなくても登るだけでもと思っていたのですが、運転中止とは。
ル·ブレヴァン
気を取り直して、シャモニーの谷の反対側の山、ル·ブレヴァンに登ることにします。標高は2,525mですが、こちらからのほうが谷をはさんでモンブランの全体像が眺められるそうです。
パラグライダーがたくさん飛んでいました。ジグザグの登山道を登っている人もいました。
山頂展望台に到着です。
雲がかかっていてモンブランの山頂は拝めないものの、山々や氷河が見渡せる素晴らしい眺めです。
中央の雪が多い山がモンブランです。
左の山頂がエギーユ・デュ・ミディです。
ここには(ここにも)レストランもあります。
せっかくここまで来たので、例によって歩いて下山します。途中駅までです。
フランスの道標はスイスのとはちょっと違います。
途中からガスが出てきて、景色はあまり見られませんでした。
途中駅まで降りてきて振り返るとガスが晴れていました。左上の山頂から、ジグザグに降りてきました。
モンタンベール鉄道
ここはフランスでスイスのポケットWiFiが使えないため情報収集はアナログです。観光案内によると、モンタンベール鉄道というのが良いらしい。氷河(Mer de Glace)の近くまで行けるそうなので乗ってみました。
ラックレールで急坂をのぼり、およそ30分くらいで到着です。
氷河はこちら。遠くに見えます。
100年前は、こんな感じで目の前まであったのに温暖化のため溶け続けています。
駅の正面には、鋭い山頂を持つ山がそびえています。
ここからゴンドラと階段で、実際に氷河まで降りることができます。ゴンドラで降りられるのはちょっとで、えんえん階段を下らないといけません。氷河が溶けたせいです。
途中には過去の氷河の位置が示されています。この写真は1990年の位置です。
氷河に到着です。
氷のトンネルが設けられていて、中に入ることができます。
氷の中に削られた土や小石が閉じ込められているのも見えました。
エギーユ・デュ・ミディ
シャモニーに戻り、エギーユ・デュ・ミディ行きのロープウェイが運転再開していないか、わずかな希望にすがって確認しに行くと、山頂には行けないが、途中駅までは運転していました。
途中駅からは、最初に登ったル·ブレヴァンと、それに連なる山々がシャモニー谷をはさんできれいに見えます。
お花畑もきれいです。
モンブランにかかっていた雲が一瞬どいて、山頂が見えました。
シャモニーに戻り、見上げると今朝のくもり空とはまったく違う景色になっていました。
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