Whisky Diary

セキュリティエンジニアのウイスキー研究日誌

碧州 PEAT / Hekishu PEAT

本日は、ふるさと納税第三弾、ブレンデッドウイスキー碧州PEATをいただきます。
こちらは、愛知県碧南市ふるさと納税の返礼品で、相生ユニビオ株式会社碧南蒸溜所が輸入原酒を自社でブレンドした製品です。普通の碧州はビックカメラでいつも販売されていていつか買おうと思っていたのですが、このPEATは見たことがないためふるさと納税で入手しました。

裏ラベルの説明の他、ふるさと納税のページでは「Blended Whisky 碧州をベースに、よりピートの力強いアクセントを加えたブレンデッドウイスキーです。」とあり、碧州の説明は「8年間樽熟成させたカナディアンウィスキーをベースに、スコッチモルト(12年間樽熟成)、アイラモルト(5年間樽熟成)などを厳選し、当社碧南蒸留所にて独自ブレンドしました。」とあります。さてどういうお酒でしょうか。

 

は淡いイエロー。アイラモルトでよくある色合い。
香りは、ピートとセメダイン。確かにピート感が強めだが、アイラモルトほどではない。セメダイン臭はカナディアンウイスキーのグレーンか。少し置くと麦芽の香りが出てきた。香りはこれくらいで複雑さはない。
口に含むと濃厚な甘味と塩味が感じられる。そしてほどよくスパイシー。それでいていやな刺激は感じられない。口内でしばらく転がすとクリーミー。これはうまいぞ。予想外だ。
少し加水すると、ピートの香りが優勢になった。
ウイスキー:水=2:1位に加水すると、甘味が優勢になり、その後に苦味が追いかけてくる。ストレートがやや薄まった感じ。

トワイスアップにすると、ストレートで感じた濃厚さが消え、物足りなくなってしまった。それでも甘苦さとピートスモークは健在で、ストレートが苦手な人にはこれでもよいかも。

ロックにしてもピートの香りは健在。口に含むと舌触りはとてもなめらかで刺激は全くなく、柔らかい甘さから始まり、徐々に苦みが強まる変化が楽しめる。この間、鼻腔はピートスモークを感じ続ける。加水が進むとより飲みやすくなる。レビューを忘れてすいすい飲んでしまった。

ハイボールにすると、ピートをしっかり感じられて味わいもしっかりしている。これまでの甘味苦味に、酸味が乗っかってくる。時間がたっても味が崩れない。

 

海外原酒使用で、スコッチ12年、アイラ5年はボリュームゾーンなのでどうやっても美味くできるのかもしれませんが、定価3300円は輸入ブレンデッドスコッチに十分匹敵する美味しさとコスパでした。これはPEATでない方の碧州も飲んでみなければ。

 

 【評価:8.0/10.0】

ボトル詳細
日本 
地域
愛知県
蒸溜所
碧南蒸溜所
スタイル
ブレンデッド
熟成年数
NA
アルコール度数
43%
容量
700ml

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