Whisky Diary

セキュリティエンジニアのウイスキー研究日誌

カバラン クラシック / Kavalan Classic

本日から4回の予定で、KAVALANのミニボトルをレビューしていきます。

初回はカバランクラシックをいただきます。

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色は綺麗な琥珀色。ディスティラリーセレクトNo.1(以後「No.1」)とほぼ同じ。

香りはトロピカルフルーツの甘い香り。マンゴー、蜂蜜、そしてバーボンでよくある接着材っぽい香りと樽香。No.1と同系統だが、No.1はレーズンや梅っぽい香り(シェリー樽由来)があるが、クラシックにはそれはない。

口に含むと、スムーズな舌触りで甘さが広がる。刺激は強くない。口中に広がるやさしい甘さを存分に楽しめる。No.1は刺激があったのに比べると、こちらの方が熟成が進んでいるように思える。

少し加水すると、ハチミツと、香水のような不思議なとても良い香りが出てきた。美女が付けている香水のようでとても魅惑的。No.1はシェリー樽系の香りが強いが、クラシックからはシェリー樽は感じられない。公式サイトでは、「チーフブレンダーが厳選したバーボン樽、シェリー樽、プレーンオーク樽などを使用」とあるがバーボン樽の割合が多いのだろうか。

トワイスアップにすると、香水の香りは消え(もったいない!)マンゴーの熟して甘いフルーツと柑橘系フルーツの中間くらいの香りとなった。味わいはさらにやさしく甘くなる。後味には酸味もあるが、総じて飲みやすく美味しい。

ロックにすると、香りは甘さが主体となる。味わいは、甘さが弱まり苦味が加わって、ロックらしくなる。アルコール度数が40%なので、高度数のものに比べると少し軽いか。

私はシェリー樽系よりもバーボン系が好きなので、No.1よりもクラシックの方が好みだと感じました。特に少量加水で出てきた香水の香りは他ではあまり経験がありません。ただフルボトルはいいお値段なので、買うかどうかは思案のしどころです。

 

レビュー日:2022年1月22日

【評価:7.0/10.0】

 

ボトル詳細
国または地域
台湾
蒸溜所
スタイル シングルモルト
熟成年数
NA
アルコール度数
40%
容量
50ml

 

カバラディスティラリーセレクトNo.1のレビューはこちら】

カバラン ディスティラリーセレクトNo.1 Kavalan Distillery Select No.1 - Whisky Diary

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