KAVALANミニボトルのレビューシリーズ、本日はカバラン exバーボンオークをいただきます。フルボトルのカバランソリストexバーボンカスクに対応するミニボトルだと思うのですが、ソリスト表記はないのと、バーボンカスクではなくバーボンオーク表記となっている点が違っています。
色は綺麗な琥珀色。ディスティラリーセレクトNo.1とほとんど同じ。
香りはバーボン樽らしい甘いバニラ、樽香、そしてカバランらしいトロピカルなマンゴー。アルコールがやや強めに感じるが54%(カスクストレングス)とアルコール度数が高いためだろうか。
口に含むとスパイシーな刺激が続き、口の中が熱くなる。カスクストレングスのストレートは私はやっぱり苦手。
少し加水すると、甘い香りが一気に開いてきた。弱めだが香水のような香りも見つけることができる。
ウイスキー:水=2:1まで加水すると、樽の香りが優勢になった。口に含むと、甘さ:刺激=7:3くらいになった。これでアルコール度数は普通のウイスキーのストレートと同じくらいなので、飲むにはこれくらいの加水をしたい。
トワイスアップまで加水すると、樽香に代わり柑橘系の香りが出てきた。味わいは甘味が支配的になり、飲み込むときに少し刺激がある程度。ここまでのところ、この飲み方が私には一番おいしい。
ロックにすると、冷やされたせいか甘味が強くなりアルコール刺激はあまり気にならなくなる。口内で転がすと、温度が上がるにつれて刺激と苦味が強まってくるが、程よいアタックで好ましい。氷が溶けて加水が進むと、フルーティーさと香水の香りがでてきてさらにおいしくなる。
カスクストレングスのためストレートはちょっと厳しかったですが、ロックや加水では美味しくいただくことができました。ただお値段が立派なので、フルボトルを買いたいかというとちょっと考えてしまいます。
レビュー日:2022年1月29日
【評価:7.0/10.0】
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