色は明るい琥珀色。長熟なので濃いと予想してたがそうでもなかった。なおボトルは12年は透明だったが、25年は茶色の瓶。
香りはフルーティーな甘み。レーズン、バニラ、爽やかなミント。12年はゴムのようなちょっと嫌な香りが鼻につくが、25年は嫌な香りは全くない。
口に含むとアルコールの刺激はほとんどなく、中程度の甘みと酸味が感じられる。しかしそれはどうでもよく、芳醇な香りが口一杯に広がり幸せな気分になる。舌触りものど越しもスムースで、後味をゆっくり楽しむことができる。
トワイスアップにすると、香りは若干弱まる。レーズンは控えめになり、ハチミツがちょっと顔を出す。味わいはスパイシーさが前面に出て来て、甘味とのハーモニーが楽しい。
ロックにすると、香りは青リンゴ系の若いフルーティーさが主体となる。口当たりはとてもソフトで飲みやすい。口内で転がすと、温度が上がるにつれてビターさと甘味がじわじわ出てくるが、強すぎることはなく穏やかに飲み込むところまで行ける。
なお氷が溶けて加水が進むと、旨味が薄まり薬品系の味が顔を出してくるので、早いうちに飲み切るのが吉。
ハイボール以外は総じて美味しく飲める優れたウイスキー。芳醇複雑ではあるが、25年という熟成期間から想像するほどではないかとも思った。開封直後のレビューであり、しばらく時間が経つと化けるかもしれないので期待して待とう。
【評価:8.0/10.0】
国 | |
地域 |
スペイサイド
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蒸溜所 | |
スタイル | |
熟成年数 |
25年
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アルコール度数 |
43%
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容量 |
700ml
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