Whisky Diary

セキュリティエンジニアのウイスキー研究日誌

ホワイトオークシングルモルトあかし / White Oak Single Malt AKASHI

本日は、江井ヶ嶋酒造のホワイトオークシングルモルトあかしをいただきます。

色はやや薄めの黄金色。

香りはバニラ、青リンゴ、カラメル、ほのかにピート。シェリー樽とバーボン樽で貯蔵したものをバッティングしたとのことだが、バーボン樽の特徴を強く感じる。

口に含むとしっかりとした甘味。その後スパイシーな刺激が来るがなお甘味を感じ続けられる。舌が慣れるまでしばらく待つと、あらためて甘味が口内に満ちる。

少し加水すると、ピートスモークが強まる。味わいは辛味が強くなった。

トワイスアップにすると、水で割った甘いシロップのように飲みやすくなる。しかしすぐに辛味と苦味がやってきて、甘いだけではない個性が感じられる。鼻にはピートスモークが香り、とてもバランスが良い。

ロックにすると甘苦い。口内で温度が上がると苦味が強まり、辛味も強くなる。加水が進むと甘味が強くなり飲みやすくなるが、なお甘味と苦味が拮抗している。これはハーフロック(ウイスキー:水=1:1にしたロック)がちょうどよいかもしれない。

ハイボールにすると、スモーキーハイボール。炭酸の刺激と原酒のスパイシーな辛味が舌を刺激する。辛いだけではなく酸味と控えめな甘みもあり、唾液がじゅわっと出てくる。美味しい。

シングルモルトあかしは美味しいという評判は聞いていましたが、買うのを後回しにしていました。今回飲んでみて私好みの美味しいウイスキーだと思いました。あかしはジャパニーズクラフトの中では比較的入手しやすいと思いますが、5年熟成やそれ以上のものは1万円を超えるものもあり(しかも500mlで)、ちょっと買うのに勇気がいりますが、これよりもっとおいしいのかもしれません。

 

 【評価:8.0/10.0】

ボトル詳細

日本 
地域
蒸溜所
江井ヶ嶋酒造
スタイル
熟成年数
NA(3年らしい)
アルコール度数
46.0%
容量
500ml