フルーティー系 グレンフィディック12年
これまで飲んだウイスキーを振り返ると、フルーティー系が一番多かったと思います。スペイサイドの多くの蒸溜所がこのタイプで、12年熟成がボリュームゾーン。数ある中で、入手が容易で初心者にもおすすめなのがグレンフィディック12年です。
世界で初めてシングルモルトを発売したのがグレンフィディック蒸溜所であることもうんちくとして覚えておくと、何かの際に役に立つかもしれません。
参考価格:5,080円(ビックカメラ・記事執筆時点調べ)
シェリー樽系 グレンドロナック12年
シェリー樽系のウイスキーは、ドライフルーツ特にレーズンの香りが特徴です。赤みを帯びた酒色で、カートンやラベルも赤色系のものが多いです。スコッチウイスキーの熟成にはバーボン樽(バーボンの熟成には新樽を使わないといけないため再利用はできない)が使われることが近年は多いですが、もともとは輸入したシェリー酒の空き樽が使われていたそうです。
おすすめにはグレンドロナック12年を選びました。ちょっとマイナーですが、ラベルもかっこよいですし、香り・味もシェリー樽の特徴が感じられると思います。
参考価格:7,780円(ビックカメラ・記事執筆時点調べ:販売休止中)
スモーキー系 ボウモア12年
スモーキー系ウイスキーは好き嫌いが分かれますが、スコッチを語る上で外せない分野です。スモーキーと言えばアイラ島、その中でも比較的飲みやすいといわれるボウモア12年をおすすめに選びました。
アイラの女王と呼ばれるボウモアは、ピートスモークもしっかり感じられますが、それと同時に甘い香りも漂い、豊かな味わいを感じることができます。
参考価格:6,880円(ビックカメラ・記事執筆時点調べ)
潮っぽい系 タリスカー10年
ウイスキーのテイスティング表現で潮っぽいとか塩味とかがありますが、海沿いの蒸溜所で熟成されたものに多いようです。地域でいうとアイランズやアイラ、キャンベルタウンですが、その中からタリスカー10年をおすすめとして選びました。
タリスカーは、ユナイテッドディスティラーズ社(UD社)が提唱したスコッチの各生産地を代表するクラシックモルトシリーズの1本で、アイランズの代表。スモーキーさやフルーティーさも兼ね備え、間違いのない1本です。
参考価格:4,710円(ビックカメラ・記事執筆時点調べ)
旨味系 ベンロマック10年
最後に旨味系と題してベンロマック10年をおすすめしたいと思います。スペイサイドの蒸溜所では珍しくピートを効かせたウイスキーです。ベーコンような肉系の旨味が感じられ、美味しい1本です。
参考価格:6,980円(ビックカメラ・記事執筆時点調べ)
シングルモルトのお気に入りウイスキーをタイプ別にご紹介しましたがいかがだったでしょうか。今回の記事で価格を調べたら、私が数年前に購入した時から大幅に上がっていることを実感しました。これでも日本の価格の方が現地価格より安いそうなので、思い立ったらすぐに買っておくのが良いと思います。