Whisky Diary

セキュリティエンジニアのウイスキー研究日誌

シングルモルト駒ケ岳 リミテッドエディション2020 / Single Malt Komagatake Limited Edition 2020

本日は、本坊酒造マルスウイスキー)のシングルモルト駒ケ岳 リミテッドエディション2020をいただきます。
2020年まではリミテッドエディション、2021年はエディション2021と呼び方が変わりました。販売本数が2020年は15,000本、2021年は50,000本と大きく増やせたからでしょうか。

2021エディションは、バーボンバレルとシェリー樽のモルトをバッティングしたものでしたが、2020はシェリー樽とアメリカンホワイトオーク樽のモルトをバッティングしたものとのこと。ラベルの帯の色が、2021は赤、2020は青なのはテイストを示唆しているのでしょうか。
は明るい琥珀色。2021とほぼ同じ。
香りは、少し熟したオレンジ、ハチミツ、バニラ、そしてアルコール感。度数が50%あるためか、深く吸い込むとアルコールの刺激を強く感じる。
口に含むと、2021同様滑らかな口当たりで、続いてアルコールの刺激が来る。それを過ぎるとさらりとした感じになる。甘味はほのかで、オレンジの香りが心地よい。
少し加水すると杏子のような赤い系の香りがでてきた。まだちょっとアルコールの刺激が気になる。

ウイスキー:水=2:1位まで加水を進めると、刺激は辛味へと変化し、ドライで辛口な味わいになる。香りはオレンジと杏子がただよう。

トワイスアップにすると、柑橘の香りは弱まり、相対的にハチミツが拾いやすくなる。味わいはやはり辛口だが、ひかえめな甘味がそれを支えている。

ロックにすると、甘味と苦味が強調されるが、辛味もやはり強調されて、辛口という印象は変わらない。

柿の香りは健在。味わいは、濃厚な甘みと旨味、そして苦味がマッチして美味しい。加水が進んでも味は崩れず、まったりとしていて美味しい。これのロックはおすすめ。

ハイボールにすると、はじめて甘味が前面に出てきた。杏子の甘さが炭酸で爽やかに昇華されて美味しい。

2021は柿のような赤い熟した果実の印象だったのに対し、2020は蜜柑のような黄色い果実の印象でした。いずれも西洋のフルーツではなく日本の果実として感じられたので、ジャパニーズウイスキーなのだなぁと思います。
 
【評価:7.5/10.0】
 
ボトル詳細
日本 
地域
長野県
蒸溜所
スタイル
熟成年数
NA
アルコール度数
50%
容量
700ml

 

 

マルスウイスキーのレビューはこちら】

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