Whisky Diary

セキュリティエンジニアのウイスキー研究日誌

シングルモルト津貫 Minami-satsuma Art Collection #01 / Single Malt Tsunuki

明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
2023年の1本目は、本坊酒造マルスウイスキー)のシングルモルト津貫 Minami-satsuma Art Collection #01をいただきます。
☟ボトルが見える窓が開いた箱です。

☟箱の背面には説明文が書かれています。

これは鹿児島県南さつま市ふるさと納税で入手したもので、本坊家旧邸「寶常」とふるさと納税でしか手に入らない限定品とのことです。
 
は赤味を帯びた琥珀色。いかにもシェリー樽熟成という色合い。
香りは、ハチミツ、赤い熟した果実、アルコール、チョコレート。
口に含むとレーズンの甘さがまず感じられ、次に柑橘系の印象、少し遅れてアルコール(度数52%)が舌を焼いてくる。しばらくすると慣れ、飲み込むと後味にビターさが残る。
ウイスキー:水=2:1位に加水すると、柑橘系の香りが支配的になった。柑橘系と言っても熟したオレンジ色の果実の印象。クリームの香りもある。加水によるこの変化は、過去に飲んだ津貫でも同じことを書いていたので、津貫の特徴なのかもしれない。口当たりはまだ刺激はあるものの、甘さがぐっと強まった。とても美味しく、私にはこれがベストバランスと思われる。

トワイスアップにすると、甘い柑橘の香りは残ってはいるもののかなり弱まる。ちょっと嫌な香りも混じってきた。味わいも薄まってしまった印象で、甘味が弱まった分苦味が目立つ。加水しすぎてもったいなかったがレビューのためなので仕方がない。残りはちょっとウイスキーを足して濃さを戻していただこう。

ロックにすると、弱まるものの甘いレーズンの香り。味わいは控えめな甘さから、温度がちょっと上がると苦味が急激に強まる。こういう甘苦いのが好き。氷が溶けて加水が進むとクリーミーな感じが加わりまた美味しい。

ハイボールにすると、ほのかに甘い香りだが一口飲むと甘さ爆発。ハイボールにしてここまで甘いのはめったにないと思う。ただ個人的にはちょっと甘すぎるかな。

 

ふるさと納税は、どう考えてもおかしい(得をし過ぎる)制度だと思って使わない主義だったのですが、限定ウイスキーの魅力に負けてしまいました。なおこのボトルは「Minami-satsuma Art Collection #01」とのことなので、#02以降もあるようなら買い続けてみたいと思います。

 

 【評価:8.0/10.0】

ボトル詳細
日本 
地域
鹿児島県
蒸溜所
スタイル
熟成年数
NA
アルコール度数
52%
容量
700ml

 

シングルモルト津貫のレビューはこちら】

シングルモルト津貫 ザ・ファースト / Single Malt Tsunuki The First - Whisky Diary

whiskydiary.hatenablog.com 

シングルモルト津貫 ピーテッド / Single Malt Tsunuki Peated - Whisky Diary

whiskydiary.hatenablog.com