Whisky Diary

セキュリティエンジニアのウイスキー研究日誌

シングルモルト津貫 ザ・ファースト / Single Malt Tsunuki The First

駒ケ岳シリーズに続きまして、本日は本坊酒造マルスウイスキー)のシングルモルト津貫 ザ・ファーストをいただきます。

こちらは、鹿児島県の津貫で蒸溜・熟成されたシングルモルトの初リリース品になります。限定9984本のうちNo.0052とラベルに印字されています。カートンは駒ケ岳よりも立派な円柱形、ボトルは同じものでした。購入したのは約2年前ですが、やっと開けることができます。

は明るい琥珀色。駒ケ岳とほぼ同じ。
香りは、アルコールの強さ(59%!)が鼻を突くものの、バニラ、クリーム、甘いシロップなどが感じられる。少し時間を置くとオレンジの香りも見えてくる。
口に含むと舌を鋭く刺激してくる。しばらく我慢するが辛味しか感じ取れない。
少し加水すると、オレンジの香りに杏子の香りが混じってきた。
ウイスキー:水=2:1位に加水すると、少し熟した柑橘のフルーティーな香りが主体になる。舌当たりはソフトになるもののまだ辛味はしっかりあり、甘味と拮抗している。アルコール度数的にはこれで普通のストレートだし。

トワイスアップにすると、香りは若い柑橘系になるがフルーティーとは言えず、ちょっと崩れてしまった。飲み口はソフトで刺激・辛味はなくなり、やさしい甘みのお酒となる。

ロックにすると、あれほどきつかった辛味はかなり抑えられ、味わいは濃厚な甘みが主体となる。バニラと柑橘の香りが漂い、美味しくいただける。

ハイボールにしても、しっかりとした濃厚な味わい。酸味が加わり、飲みごたえがある。

駒ケ岳よりも南にある津貫で熟成されたためか、津貫の方が熟成が早く進み濃厚な味わいになっているように思いました。次回はマルスウイスキーの最終回として、津貫 ザ・ピーテッドをいただく予定です。 

 

【評価:7.5/10.0】

 
ボトル詳細
日本 
地域
鹿児島県
蒸溜所
スタイル
熟成年数
NA
アルコール度数
59%
容量
700ml

 

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