ボトルは薬品系、というかヨードチンキを思い浮かべてしまう。
香りは上品な甘さが最初に感じられ、焦がしたカラメル、メープルシロップ。少し時間を置くとピートのヨード香。煙っぽさははなく、またアルコール刺激は感じられない。
口に含むと、刺激は弱めだが舌を麻痺させるようにまとわりつく。口内には薬品臭が広がる。2杯目に行こうとすると鼻が慣れたのか、ヨード香の奥に隠れていたオレンジの香りが感じられた。味わいは苦い薬を飲んでいる感じ。
少し加水すると香りは弱まる。加水の影響ではなく単に鼻が慣れてしまっただけかもしれない。
トワイスアップにすると、苦い薬が水で薄められた感じ。甘味などは全然感じられない。
ロックにすると少し甘味が出て、苦味とピートの臭さと程よくバランスがとれている。これはありだと思ったが、氷が溶けて加水が進むと、水で薄めた苦い薬になってしまった。
ハイボールにしてもまずさ(失礼!)は変わらず、苦味がより強調される。
アイラの巨人は、上級者向けのお酒でした。
レビュー日:2021年7月23日
【評価:6.0/10.0】
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