2023エディションは、バーボンバレル、シェリーカスク、ポートカスクをバランスよくヴァッティングしたものだそうです。2022エディションとよく似た説明ですね。(2022は「バーボンバレルで熟成させた原酒を主体に、シェリーカスク熟成原酒とポートカスク熟成原酒でアクセントをつけたもの)
色はきれいな黄金色。
香りは駒ヶ岳に共通して感じられる柿。それに加え爽やかなミントやオレンジ、バーボンバレルからと思われるバニラ。アルコール感は少ない。
口に含むとスパイシーな刺激。アルコール度数50%なので仕方がない。舌が慣れると中程度の甘みと酸味。酸味はポートカスク由来と思われる。赤い果実と赤い香辛料がブレンドされている印象を受ける。辛さ全開だった2022と比べるとかなり飲みやすい。
少し加水すると、ハチミツの香りが出てきた。
ウイスキー:水=2:1くらいにすると、柑橘の香りが優勢になる。味わいは甘みが優勢になり、クリーミーな舌触り。ここがベストな加水割合だと思うが、テイスティングのためさらに加水してみる。
トワイスアップにしても、なお柑橘の香りは感じられる。味わいはソフトになり、とても飲みやすい。ウイスキーを飲みなれた舌には物足りないかもしれないが、リラックスして飲むには適している。
ロックにすると、いい感じに甘苦い。口内で温度が上がるとスパイシーに変化する。その奥には少しの柑橘と柿の風味。美味しい。
ハイボールにすると、酸味が効いている。ポートカスクが良い仕事をしている。あまにがずっぱい味わいで、飲みごたえがあり美味しい。
駒ヶ岳は飲み始めたのが2019年で、今年で5年目。せっかくなので並べて記念写真を撮ってみました。
毎年原酒の構成は変わっているので、一覧表にまとめてみました。
2019 | バーボンバレル主体 | 48% | 11,498本 |
2020 | シェリー樽とアメリカンホワイトオーク樽を主体 | 50% | 15,000本 |
2021 | バーボンバレルとシェリー樽を主体 | 48% | 50,000本 |
2022 | バーボンバレル主体、シェリーカスクとポートカスクでアクセント | 50% | 60,000本 |
2023 | バーボンバレル、シェリーカスク、ポートカスクをバランス良く | 50% | 51,642本 |
【評価:8.0/10.0】