明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
2014年の最初の1本は、白州12年 サントリーウイスキー100周年記念蒸溜所ラベルをいただきます。普通の白州12年と中身は同じらしいですが、ラベルに「100th ANIVERSARY」の文字と、白州蒸溜所の建屋が描かれています。ボトルは白州ノンエイジと同じようです。
こちらは昨年、ビックカメラの抽選で幸運にも当選したものです。レシート番号での抽選だったのですが、当たった番号の間隔を見ると100分の1くらいの当選確率でした。ちなみに同時に応募した山崎12年と響ブロッサムハーモニーは外れました。
色は薄めの黄金色で、ノンエイジとほぼ同じ。
香りは開栓したてのためか弱い。弱いながらも、青リンゴ、ピート、樽香が感じられる香りはノンエイジ(かなり前に開栓したもの)の方が強いがやや荒々しく、12年の方が上品な印象がある。
口に含むと、香りとは対照的にしっかりとした味わい。スパイシーさと甘みが同時に来て、口の中であんずっぽいジューシーさが増してくる。ノンエイジも同様だが、こちらの方がアルコール感がやや強い。
少し加水すると、香りはあまり変わらないが、味わいは甘みが増した。
トワイスアップにすると、フルーティーな香りがようやく立ってきた。青リンゴに加え橙色系の熟したフルーツ、ハチミツも見え、ピートも控えめに香る。ノンエイジの方は青いフルーツの香りなので、12年の熟成感が出ていると思われる。味わいはさらに甘みが増して美味しい。マンゴーを連想する。スモーキーさもほのかに香るので、燻製にしたマンゴーか。
ロックにすると、甘味がましまし。ねっとりしたトロピカルフルーツ。でも後味はぴりりとスパイシーで、ピートの香りが鼻に抜けていく。
ハイボールにすると、甘みが控えめになり酸味が加わり、苦みもちょっと感じられて、バランスが良く美味しい。でもこれをハイボールにするのはもったいないかな。
幸運にも入手することができた白州12年を、新年1本目に美味しくいただきました。定価の11,000円(税込み)で購入させていただきましたが、ネットで見ると3万円以上になっていますね。1万円なら十分美味しいと思いますが、3万円ならスコッチの長熟物が買えるのでそちらの方が良いと思います。
前の記事でも書きましたが、今年はジャパニーズの限定ボトルを追いかけるのは控え、スコッチのスタンダードもの(12年など)や、時々中長熟ものを飲んでいきたいと思っています。とはいえ、まだ開けていないボトルや、年末にふるさと納税で買ったボトルがあるので、レビュー記事は混在してしまうかと思います。
今年もどうぞよろしくお願いします。
【評価:8.0/10.0】
国 |
日本
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地域 | |
蒸溜所 |
サントリー白州蒸溜所
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スタイル | |
熟成年数 |
12年
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アルコール度数 |
43%
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容量 |
700ml
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【白州とプレミアムハイボール白州缶のレビューはこちら】
プレミアムハイボール白州 シェリー樽原酒ブレンド - Whisky Diary
【コロナ前に白州蒸溜所を訪問した記事はこちら】
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