本日は、シングルモルト津貫 2023 Edition をいただきます。
この津貫はいくつかの酒店で見かけたので入手しやすいと思われますが、本坊酒造のサイトによると生産数は47,000本とのこと。津貫 The Firstの9,984本に比べると5倍近い本数が生産されています。
色は綺麗な琥珀色。The Firstとほぼ同じ。
香りは、すっきりとしたモルト、アルコール。「バーボンバレルを主体に様々な樽で熟成したモルト原酒をヴァッティング」とのことだが、バニラ感は感じられない。The Firstの方が、ハチミツやあんずなど熟成感が感じられる
口に含むと甘味がまず感じられ、次にスパイシーな刺激。アルコール度数が50%なので刺激は仕方がない。舌が慣れると、程よい麦芽の甘味。味の傾向はThe Firstと同じ。
少量加水すると、柿の香りが出てきた。
ウイスキー:水=2:1位に加水すると、かすかにピートの煙が感じられる。味わいは甘さが増して美味しい。その後辛味が上書きして来るが、モルトの旨味もしっかり感じられる。津貫は過去のレビューを見直すと、どれも2:1の加水バランスがベストだった。
トワイスアップにすると、やはり味わいが薄まってしまい物足りない。スムースに舌の上に滑り込んできて、最初に甘さ、次に辛味に変化するのは変わりないが、それぞれパンチは弱くなり物足りない。
ロックにすると、モルトの香りがしっかり。口に含むとやさしい甘苦さから、温度がちょっと上がると辛味が強まる。
ハイボールにすると、甘くて旨い。味がしっかりしていて飲みごたえがある。これはいい。
これまで飲んできたものも含め、津貫は2:1加水とハイボールがおすすめ。九州の蒸溜所ということもあり個人的に応援したい。
【評価:7.5/10.0】
【シングルモルト津貫のレビューはこちら】
シングルモルト津貫 ザ・ファースト / Single Malt Tsunuki The First - Whisky Diary
シングルモルト津貫 ピーテッド / Single Malt Tsunuki Peated - Whisky Diary
シングルモルト津貫 Minami-satsuma Art Collection #01 / Single Malt Tsunuki - Whisky Diary
↓ もしよろしければクリックしてください。