Whisky Diary

セキュリティエンジニアのウイスキー研究日誌

カバラン ディスティラリーセレクト No.2 / Kavalan Distillery Select No.2

KAVALANミニボトルシリーズは終了しましたが、覚えているうちにカバラディスティラリーセレクト No.2をいただきます。

色は綺麗な琥珀色。No.1とほとんど同じ。

香りは、バーボン樽らしい樽香とバニラ。強めにスワリングすると、トロピカルフルーツの香りも出てくる。No.1がバーボン樽とシェリー樽原酒のバッティングなのに対し、No.2はバーボン樽だけらしいので、予想通りの香り。

口に含むとトロピカルフルーツっぽい甘み、その後アルコールの刺激、比較的短時間で舌が慣れた後はまろやかさを感じる。

少し加水すると、ドライフルーツの香りが現れる。とはいえ香りの強さは控えめで、No.1の方が香りは強い。ウイスキー:水=2:1まで加水すると、黄色いフルーツ=マンゴーの香りが支配的になる。舌触りはまろやかになり、甘味もあるがそれと同程度の苦味もある。

トワイスアップまで加水すると、ちょっと香りが崩れてきた。味わいも苦味が優勢となりちょっと残念。

ロックにすると、苦味主体の味わいとなる。これはこれで好き。加水が進んでも傾向はあまり変わらない。

ハイボールにすると、炭酸の刺激と苦味と辛味。ドライな味わい。

シェリー樽が好きな人はNo.1、苦手な人はNo.2が合うと思うが、No.2は苦味が強いのは予想外でした。少量加水~1/2加水くらいがおすすめです。

 

レビュー日:2022年2月5日

【評価:6.8/10.0】

 

ボトル詳細
国または地域
台湾
蒸溜所
スタイル シングルモルト
熟成年数
NA
アルコール度数
40%
容量
700ml

   

 

【過去のカバランのレビューはこちら】

カバラン ディスティラリーセレクトNo.1 Kavalan Distillery Select No.1 - Whisky Diary

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カバラン クラシック / Kavalan Classic - Whisky Diary

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カバラン コンサートマスター ポートカスクフィニッシュ / Kavalan Concertmaster Port Cask Finish - Whisky Diary

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カバラン exバーボンオーク / Kavalan ex-Bourbon Oak - Whisky Diary

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カバラン オロロソシェリーオーク / Kavalan Oloroso Sherry Oak - Whisky Diary

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カバラン オロロソシェリーオーク / Kavalan Oloroso Sherry Oak

KAVALANミニボトルのレビューシリーズ、最後はカバランオロロソシェリーオークをいただきます。フルボトルのカバランオロロソシェリカスクに対応するミニボトルだと思われます。

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色は赤味を帯びた濃い琥珀色。

香りは、シェリー樽らしい甘いレーズン、トロピカルフルーツ、ハチミツ、少しチョコレート、ナッツ。

口に含むとアルコール度数54%のアタック、それを我慢するとドライフルーツの甘味が感じられる。

少し加水すると、ドライフルーツの香りが立ち上る。甘いキャラメル、トフィーな香りも強まった。ウイスキー:水=2:1まで加水しても香りは豊か。口に含むと、甘味と辛味が同時にやってくる。甘味が強い分、スパイシーさも強調される。

トワイスアップまで加水すると、柑橘・オレンジの香りが出てきた。アタックはかなりおとなしくなり、甘味と複雑な香りをゆっくり味わうことができる。

ロックにすると、冷たくねっとりとした甘味。そして温度が上がるにつれて、じわじわ苦味が加わってくる。氷が溶けて加水が進むとさらに甘味が優勢となり、スパイシーな後味を残して喉に消えていく。

シェリー樽に苦手意識を持っている私でも、これは美味しくいただくことができました。今日はロックが一番おいしく感じました。

 

レビュー日:2022年1月30日

【評価:7.5/10.0】

 

ボトル詳細
国または地域
台湾
蒸溜所
スタイル シングルモルト
熟成年数
NA
アルコール度数
54%
容量
50ml

  

 

【過去のカバランのレビューはこちら】

カバラン ディスティラリーセレクトNo.1 Kavalan Distillery Select No.1 - Whisky Diary

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カバラン クラシック / Kavalan Classic - Whisky Diary

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カバラン コンサートマスター ポートカスクフィニッシュ / Kavalan Concertmaster Port Cask Finish - Whisky Diary

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カバラン exバーボンオーク / Kavalan ex-Bourbon Oak - Whisky Diary

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カバラン exバーボンオーク / Kavalan ex-Bourbon Oak

KAVALANミニボトルのレビューシリーズ、本日はカバラン exバーボンオークをいただきます。フルボトルのカバラソリストexバーボンカスクに対応するミニボトルだと思うのですが、ソリスト表記はないのと、バーボンカスクではなくバーボンオーク表記となっている点が違っています。

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色は綺麗な琥珀色。ディスティラリーセレクトNo.1とほとんど同じ。

香りはバーボン樽らしい甘いバニラ、樽香、そしてカバランらしいトロピカルなマンゴー。アルコールがやや強めに感じるが54%(カスクストレングス)とアルコール度数が高いためだろうか。

口に含むとスパイシーな刺激が続き、口の中が熱くなる。カスクストレングスのストレートは私はやっぱり苦手。

少し加水すると、甘い香りが一気に開いてきた。弱めだが香水のような香りも見つけることができる。

ウイスキー:水=2:1まで加水すると、樽の香りが優勢になった。口に含むと、甘さ:刺激=7:3くらいになった。これでアルコール度数は普通のウイスキーのストレートと同じくらいなので、飲むにはこれくらいの加水をしたい。

トワイスアップまで加水すると、樽香に代わり柑橘系の香りが出てきた。味わいは甘味が支配的になり、飲み込むときに少し刺激がある程度。ここまでのところ、この飲み方が私には一番おいしい。

ロックにすると、冷やされたせいか甘味が強くなりアルコール刺激はあまり気にならなくなる。口内で転がすと、温度が上がるにつれて刺激と苦味が強まってくるが、程よいアタックで好ましい。氷が溶けて加水が進むと、フルーティーさと香水の香りがでてきてさらにおいしくなる。

カスクストレングスのためストレートはちょっと厳しかったですが、ロックや加水では美味しくいただくことができました。ただお値段が立派なので、フルボトルを買いたいかというとちょっと考えてしまいます。

 

レビュー日:2022年1月29日

【評価:7.0/10.0】

 

ボトル詳細
国または地域
台湾
蒸溜所
スタイル シングルモルト
熟成年数
NA
アルコール度数
54%
容量
50ml

   

【過去のカバランのレビューはこちら】

カバラン ディスティラリーセレクトNo.1 Kavalan Distillery Select No.1 - Whisky Diary

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カバラン クラシック / Kavalan Classic - Whisky Diary

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カバラン コンサートマスター ポートカスクフィニッシュ / Kavalan Concertmaster Port Cask Finish - Whisky Diary

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カバラン コンサートマスター ポートカスクフィニッシュ / Kavalan Concertmaster Port Cask Finish

KAVALANミニボトルのレビューシリーズ、本日はカバラコンサートマスター ポートカスクフィニッシュをいただきます。

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色は赤味を帯びた琥珀色。ディスティラリーセレクトNo.1よりも濃い。

香りは赤い果実、ハチミツの甘さもあるが控えめ、アルコール感が少々。クラシックで感じたバーボン感はない。

口に含むと、スムースでクリアーな味わい。甘さも刺激も控えめで引っかかりなくするすると舌の上を滑っていく感じ。ストレートとしてはとても飲みやすい。

少し加水すると、ポートワイン樽由来だろうか甘い香りが立ち上ってきた。そして香水のような不思議なとても良い香り。いつまでも嗅いでいたいがレビューのため更に加水する。

ウイスキー:水=2:1まで加水すると、香水の香りは弱まるが残っており、新たに柑橘の香りが出てきた。ここで口に含むとまったく抵抗感なく舌の上に流れ込み、弱いスパイシーさ、そして上品でほのかな甘みを感じる。

トワイスアップまで加水すると、香りも味も弱まりすぎてしまった。これは少量加水~2:1位までが飲み頃ゾーンだと思う。

ロックにすると甘味と苦味が強まり、ねっとりとして飲みごたえが出てくる。美味しくて氷が溶けて加水が進む前に飲み終えてしまった。

香りが良く、刺激がほとんどなくてとても飲みやすいウイスキーでした。香りが弱まらないよう、少量加水でいただくのがおすすめです。

 

レビュー日:2022年1月23日

【評価:7.0/10.0】

 

ボトル詳細
国または地域
台湾
蒸溜所
スタイル シングルモルト
熟成年数
NA
アルコール度数
40%
容量
50ml

  

【過去のカバランのレビューはこちら】

カバラン ディスティラリーセレクトNo.1 Kavalan Distillery Select No.1 - Whisky Diary

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カバラン クラシック / Kavalan Classic - Whisky Diary

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カバラン クラシック / Kavalan Classic

本日から4回の予定で、KAVALANのミニボトルをレビューしていきます。

初回はカバランクラシックをいただきます。

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色は綺麗な琥珀色。ディスティラリーセレクトNo.1(以後「No.1」)とほぼ同じ。

香りはトロピカルフルーツの甘い香り。マンゴー、蜂蜜、そしてバーボンでよくある接着材っぽい香りと樽香。No.1と同系統だが、No.1はレーズンや梅っぽい香り(シェリー樽由来)があるが、クラシックにはそれはない。

口に含むと、スムーズな舌触りで甘さが広がる。刺激は強くない。口中に広がるやさしい甘さを存分に楽しめる。No.1は刺激があったのに比べると、こちらの方が熟成が進んでいるように思える。

少し加水すると、ハチミツと、香水のような不思議なとても良い香りが出てきた。美女が付けている香水のようでとても魅惑的。No.1はシェリー樽系の香りが強いが、クラシックからはシェリー樽は感じられない。公式サイトでは、「チーフブレンダーが厳選したバーボン樽、シェリー樽、プレーンオーク樽などを使用」とあるがバーボン樽の割合が多いのだろうか。

トワイスアップにすると、香水の香りは消え(もったいない!)マンゴーの熟して甘いフルーツと柑橘系フルーツの中間くらいの香りとなった。味わいはさらにやさしく甘くなる。後味には酸味もあるが、総じて飲みやすく美味しい。

ロックにすると、香りは甘さが主体となる。味わいは、甘さが弱まり苦味が加わって、ロックらしくなる。アルコール度数が40%なので、高度数のものに比べると少し軽いか。

私はシェリー樽系よりもバーボン系が好きなので、No.1よりもクラシックの方が好みだと感じました。特に少量加水で出てきた香水の香りは他ではあまり経験がありません。ただフルボトルはいいお値段なので、買うかどうかは思案のしどころです。

 

レビュー日:2022年1月22日

【評価:7.0/10.0】

 

ボトル詳細
国または地域
台湾
蒸溜所
スタイル シングルモルト
熟成年数
NA
アルコール度数
40%
容量
50ml

 

カバラディスティラリーセレクトNo.1のレビューはこちら】

カバラン ディスティラリーセレクトNo.1 Kavalan Distillery Select No.1 - Whisky Diary

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I.W.ハーパー 12年 / I.W. Harper 12 Years Old

本日は、I.W.ハーパー12年をいただきます。

このゴージャスなボトル、バブルの頃から変わってないんじゃないかな。

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色は綺麗な琥珀色。I.W.ハーパー・ゴールドメダルと比べるとほぼ同じでほんの少し濃い程度。

香りはバーボン特有の甘い香りでとても強い。バニラやシロップ、バナナ。接着剤感はさほどない。この後でゴールドメダルの香りを嗅ぐと、ゴールドメダルからは香りがほとんど感じられないくらい香り立ちに差がある。

口に含むと舌ざわりは滑らか。まずは香り通りの甘味が感じられ、そして刺激(アルコール度数43%)。舌が慣れると改めて甘味が広がり、のど越しも柔らか。ゴールドラベルも美味しいが、12年はより滑らかで美味しい。

少し加水すると、樽の香りが現れてきた。またミント系のさわやかさも強まる。

トワイスアップにすると香りはおとなしくなる。不快ではない接着剤系の香りとミントの香り、そして樽香が残った。味わいはとてもマイルドで甘い。べたつかないシロップのようで、するするととても飲みやすく美味しい。これは何杯でも飲めてしまいそう。

ロックにすると、甘味に苦味が加わり飲みごたえがある。香りもそれなりにあり、これバーボンという気分。

ハイボールにすると、バーボンの香りと炭酸の刺激がマッチして美味しい。炭酸で割っても香りが芳醇なので、しっかりと楽しめる。

もともとバーボンは好きで、ハーパーも好きな銘柄だったのですが、12年はお値段がゴールドメダルの3倍近くするのでこれまで買ったことはありませんでした。常飲するにはゴールドメダルで十分だと思いますが、ゴージャスな気分になりたいときにボトルを眺めながら飲みたいと思います。

 

 【評価:7.0/10.0】

 

ボトル詳細

地域
蒸溜所
I.W.ハーパー
スタイル
バーボン
熟成年数
12年
アルコール度数
43%
容量
700ml

 

あかし ダブルブレンダーズ モルトハーモニー / Akashi Double Blenders Malt Harmony

本日は、江井ヶ嶋酒造と長濱蒸溜所のコラボ製品、あかし ダブルブレンダーズ モルトハーモニー をいただきます。
先日レビューした、長濱蒸溜所のINAZUMAと対を成す商品で、こちらはあかしの名で分かるように江井ヶ嶋酒造から発売されたものになります。ラベルには明石大橋が描かれています。
色は明るい黄金色。

香りは若さを感じさせるアルコールと麦芽の香り、そしてかすかに青いフルーツ。

口に含むと、香りから想定していたほどアルコールの刺激は強くなく、じわっとくるスパイシーな刺激と酸味がやってくる。甘さはあまりない。あかしスペシャブレンドに似て、複雑さはあまり感じられずさっぱりとした味わい。

トワイスアップにすると、甘味が出てきてそれをスパイシーさ追いかける。後味に苦味と刺激が残る。

ロックにすると、香りは若さを感じられるが、味わいは甘味と苦味が主張してきて美味しくなる。

ハイボールにすると味わいは酸味が強くなる。香りはピート香が気持ち強めになる。

500mlで約5,000円なので700ml換算では約7,000円。スコッチなら物と店によっては18年物が買えることを考えるとコスパが良いとは言えない。応援価格としておきましょう。

 

レビュー日:2022年1月10日

 【評価:6.5/10.0】

ボトル詳細

日本 
地域
蒸溜所
江井ヶ嶋酒造
スタイル
ヴァッテッドモルト
熟成年数
NA
アルコール度数
47.0%
容量
700ml