Whisky Diary

セキュリティエンジニアのウイスキー研究日誌

ニッカ カフェグレーン Nikka Coffey Grain Whisky

前回の蒸溜所限定シングルカフェグレーンと比較したく、長い間寝かせておいたカフェグレーンを開封します。

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色はきれいな黄金色。蒸溜所限定よりほんの少し濃い。

香りはとても甘い香り。甘く黄色いフルーツ。糖蜜エステリー。アルコールの刺激はほとんどない。蒸溜所限定と比べると度数の違いが大きいのか、蒸溜所限定はアルコールがどうしても鼻につく。香りはこのカフェグレーンの方が私は好き。

口に含むとグレーンの甘味が口に広がる。蜂蜜の甘味も感じる。その後スパイシーな刺激。余韻は少ない。二口目は甘味とともに苦味も感じられる。蒸溜所限定はやはりハイプルーフの強烈な刺激が来る。

少し加水すると、チョコレートの香りも感じられるようになった。

トワイスアップにすると香りは崩れてしまった。甘い香りは弱まり、何というかバラバラな感じ。味は刺激は全くなく、甘くてちょっと苦味もあるシロップ。飲みやすいがちょっと物足りない。

ロックにすると、甘くて苦くておいしい。

ハイボールにすると、酸味が強くなった。あれだけ強かった甘味が炭酸と酸味で消えてしまうとは驚き。この飲み方はいまいちかな。

さて、次はカフェモルトをいってみようかな。

 

レビュー日:2021年7月11日

【評価:6.5/10.0】

 

ボトル詳細
日本
蒸溜所
ニッカ
スタイル
シングルグレーン
熟成年数
NA
アルコール度数
45%
容量
700ml

 

【蒸溜所限定版はこちら】

ニッカ シングルカフェグレーン ウッディ&メロウ Nikka Single Coffey Grain Whisky Woody & Mellow - Whisky Diary

whiskydiary.hatenablog.com

 

ニッカ シングルカフェグレーン ウッディ&メロウ Nikka Single Coffey Grain Whisky Woody & Mellow

4月に余市蒸溜所を訪問した時に購入した、シングルカフェグレーンをいただきます。休売になっているカフェグレーンもシングルではないのかな?(カフェ式連続蒸留器は宮城峡にあったような)。

またウッディ&メロウとあるのは何だろう?

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色は淡い黄金色。

香りはグレーンの甘い香りにアルコールのツンとくる刺激。度数が55%もあるのでそれ相応。ウッディさとバニラも感じられる。

口に含むと甘味を感じた後、ハイプルーフ故のアルコールの強い刺激が口内を刺してくる。ちょっとストレートでは厳しいか。

少し加水すると、樹の蜜のような甘い香りがより強くなる。

トワイスアップにするとかなり刺激は弱まり、甘さをじっくり楽しめるようになる。それでもまだ強いので、飲むと喉の奥が熱くなる感じ。ストレートでも感じたが、舌に少しざらざらした感じが残る。

ロックにすると、甘みはもちろん強くあるが、それに加え酸味が強く感じられる。口に入れて転がすと、唾液がじゅんじゅん出てきてしまう。に苦味が少々加わる。後味はビター。

ハイボールにすると、ウッディさと甘さが存分に楽しめる。アルコールの強さがあり濃いめのイメージ。がっつり酔えそう。

普段飲んでいるシングルモルトやブレンディッドとは全く違い、知多や陸のような他社のグレーンウイスキーとも違う個性的な1本だった。今度はカフェグレーンと飲み比べてみたい。

 

レビュー日:2021年7月4日

【評価:6.5/10.0】

 

ボトル詳細
日本
蒸溜所
ニッカ
スタイル
シングルグレーン
熟成年数
NA
アルコール度数
55%
容量
500ml

 

余市蒸溜所限定 Yoichi Distillery Limited Blended Whisky

4月に余市蒸溜所を訪問した時に購入した、余市蒸溜所限定ブレンデッドウイスキーをいただきます。

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色は淡い黄金色。

香りはニッカらしい香り。モルティな香りが主体で、ほのかにピートが香る。フルーツ系やグレーンの甘さは感じられない。同系統と思われるフロムザバレル、ブラックニッカスペシャル、余市と比べると、フロムザバレルはハイプルーフなのでアルコールの強さを感じ、ブラックニッカはかなり近いがやや若く、余市のみフルーティーさがある。

口に含むと、香りではあまり感じられなかった甘味がまず広がり、その後少しスパイシーな刺激が広がる。かなり飲みやすい味で、お土産としてウイスキーを飲みなれていない人でも楽しめる設計なのかもしれない。

少しの加水では、香りに大きな変化はない。

トワイスアップにすると、青リンゴ系の香りが少し感じられるようになった。味わいは甘くまろやかでさらに飲みやすい。すいすい飲める。

ロックにすると、まろやかな甘みに苦味が少々加わる。後味はビター。

ハイボールにすると、甘味は控えめになりビター&モルティな味わいになる。

ニッカブレンデッド系統の香り・味わいで、初心者にも飲みやすい味わいに作られていると思うが、香りや味の深みはフロムザバレルや余市の方が上だと感じた。蒸溜所訪問のお土産としては悪くないと思うので、大事に時々飲んでいこう。

 

レビュー日:2021年7月3日

【評価:6.5/10.0】

 

ボトル詳細
日本
蒸溜所
ニッカ
スタイル
ブレンディッド
熟成年数
NA
アルコール度数
40%
容量
500ml

 

【ニッカ ブレンデッドウイスキーのレビュー】

ブラックニッカ・スペシャル BLACK NIKKA Special - Whisky Diary

whiskydiary.hatenablog.com

余市 Yoichi Non Age - Whisky Diary

whiskydiary.hatenablog.com

エドラダワー10年 Edradour 10 Year old

千円前後シリーズはちょっとお休みして、今日はエドラダワー10年をいただきます。
最小クラスの蒸溜所で作られるシングルモルトで、ネット動画の「おすすめスコッチ○選」で良くランクインしていたので気になっていました。ボトルラベルの風景絵画がかわいい。

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色は赤味をおびた濃い琥珀色。
香りは色から想像できる通りのシェリー樽系の甘いレーズン。
口に含むととても滑らかな口当たりでクリーミー。アルコール刺激はほとんど感じられない。甘味はほどほどでビターさもほどほど。やや苦味が勝るか。
少しの加水では、香りの変化はほとんどない。
トワイスアップにすると甘い香りはあるが、全体的に香りは弱まった感じがする。味わいは酸味が強めに感じられるようになり、その次に苦味、甘さは控えめ。トワイスアップにすると飲みやすくなるものが多いのだが、これは逆に少し飲みにくさを感じるようになった。
ロックにすると、 苦味と甘味が少し増す。その奥に深みのあるレーズンの香りが潜んでいる。
ハイボールにすると、炭酸に甘苦い味わいが乗ってきて舌の上を流れ、のどに流し込むとシェリー樽系の香りが鼻に抜けていく。
香りや味わいは想像していたのとは違ったけれど、他にはあまりない個性的なものだと思う。時間が経てば変化もあると思うので、おいおい飲んでいこう。
 
レビュー日:2021年6月26日
【評価:6.5/10.0】
 
ボトル詳細
地域
ハイランド
蒸溜所
スタイル
熟成年数
10年
アルコール度数
40%
容量
700ml

 

ブラックニッカ・ディープブレンド BLACK NIKKA Deep Blend

1,000円前後で評判のよいウイスキーシリーズ、本日はブラックニッカ・ディープブレンドです。ブラックニッカ・スペシャルの記事を書いたとき、ディープブレンドのレビューは書いていないことに気づいたので飲みなおします。

なおこのボトルの開封日は2019年9月12日です。

 

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色は中庸な琥珀色。スペシャルとほとんど同じ。

香りは、アルコールはさほど感じられず、青リンゴのような青い果実系の香り。といっても香りは強くない。

口に含むと、スパイシーな刺激が広がる。甘味は少々。

少し加水すると、アルコール臭が強くなってしまう。

トワイスアップにすると、再び香りは青リンゴ系が感じられるようになる。味わいは甘味が主体となり、後味にビターさが感じられる。

ロックにすると、甘みと苦味が半々となり良い感じ。

ハイボールにすると、元の度数が45%なだけあって飲みごたえがしっかりあり、普通にうまい。味わいは甘味が主体。

いつでもどこでも定番で買えるので安心の1本だが、より面白いブラックニッカ限定ボトルがいっぱい残っているので、これが空いても買い替えは当面しないかな。

 

レビュー日:2021年6月21日

【評価:6.0/10.0】

 

ボトル詳細
日本
蒸溜所
ニッカ
スタイル
ブレンディッド
熟成年数
NA
アルコール度数
45%
容量
700ml

 

ブラックニッカ・スペシャル BLACK NIKKA Special

1,000円前後で評判のよいウイスキーシリーズ、本日はブラックニッカ・スペシャルです。ブラックニッカといえば、大衆向けにはブラックニッカ・クリアー、ウイスキー好きには限定シリーズが人気で、これは本家であるにもかかわらずあまり注目を集めないですね。ニッカのホームページを見ても見つけるのが難しく、売る気がないのかと思ってしまいます。

ブラックニッカ|商品紹介|NIKKA WHISKY

www.nikka.com

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色は中庸な琥珀色。

香りは、最初はアルコールの香りが来るが、それが過ぎるとモルトの香りとほのかに青い果実。ニッカらしい。

口に含むとスパイシーさはほどほどで、モルトの旨味とグレーンの甘味がしっかりとやってくる。

少し加水すると、青リンゴの香りが支配的になる。

トワイスアップにすると、甘味とスパイシーさが半々。なかなかよい。

ロックにすると、甘さが優勢になる。シロップのような甘さを口の中で楽しんでいると、遅れてスパイシーさがやってくる。ロックで感じられがちな苦味はほとんどない。時間が経過し加水が進むに連れより飲みやすくなるので、ゆったりと味の変化を楽しめる。

ハイボールにすると、甘さと炭酸の刺激が絡み合って心地よい。

これが千円ちょっとで買えるとは、なんと幸せなことでしょう。

 

レビュー日:2021年6月20日

【評価:6.5/10.0】

 

ボトル詳細
日本
蒸溜所
ニッカ
スタイル
ブレンディッド
熟成年数
NA
アルコール度数
42%
容量
700ml

 

【ブラックニッカーシリーズのレビューはこちら】

ブラックニッカ アロマティック Black Nikka Aromatic - Whisky Diary

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ブラックニッカ リッチブレンド エクストラシェリー Black Nikka Rich Blend Extra Sherry - Whisky Diary

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ブラックニッカリッチブレンドコンフォートアロマ Rich Blend Comfort Aroma - Whisky Diary

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ブラックニッカディープブレンドナイトクルーズ Black Nikka Deep Blend Night Cruise - Whisky Diary

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誕生日 18+18+15

今週誕生日を迎えたので年齢分のウイスキーを飲んでみました。

といっても私の年齢と同じ超長熟のウイスキーは持っていないので、3本の熟成年数の合計が私の年齢になるようチョイスしました。

 

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どれも熟成を感じさせる甘い香りと味わいで美味しくいただきましたが、今日はグレンフィディック15年が一番おいしく感じました。

シングルモルトのメジャーなものは、12年、15年、18年のラインナップが多いですよね。まず12年を買うのですが、15年と18年では定価は大きく違うものの実売価格はあまり差がないのでつい18年を買ってしまいます。次はグレンフィディック15年も買ってみるかな。

 

【過去のレビュー記事はこちら】

 グレンリベット18年 The Glenlivet 18 Year Old - Whisky Diary

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グレンフィディック18年 スモールバッチリザーブ Glenfiddich 18 Year Old Small Batch Reserve - Whisky Diary

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グレンフィディック15年 ソレラリザーブ Glenfiddich 15 Year Old Solera Reserve - Whisky Diary

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