Whisky Diary

セキュリティエンジニアのウイスキー研究日誌

ザ・グレンリベット 12年 ライセンスド・ドラム / The Glenlivet 12 yo Licensed Dram

先週は、モデルナワクチンの副反応(発熱)でダウンしておりました。

今日は、最近話題のザ・グレンリベット12年ライセンスド・ドラムをいただきます。かなりの酒屋さんを回りましたが、運よく購入することができました。

ファーストフィルのバーボン樽とヨーロピアン・オーク樽とのことなので、樽の濃ゆい味わいを期待しています。

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色はきれいな琥珀色。12年とほぼ同じ。
香りは桃!、甘いハチミツ、それから青リンゴ、バニラ、樽の木材感。少しねっとりした甘さを感じるフルーティーさ。
口に含むとアルコール度数が48%と強いため刺激を感じる。我慢して乗り越えると、香りから想像したほど甘くはなく、控えめな甘さと適度な苦さ、そして樽由来と思われる木材感を感じる。
 
少量加水すると、香水のようなフローラルな香りが広がる。カバランで感じた香りの変化を思い出す。
ウイスキー:水=2:1まで加水すると刺激はかなり弱まり、味わいは苦味がより優勢になった。
トワイスアップにすると、苦味も少し和らぐが基本的な味わいは変わらない。
 
ロックにすると、甘さが少し力を増して、甘味:苦味=4:6くらいになった。甘くフルーティーな香りも健在で、味わいも濃く、美味しくいただける。
 
ハイボールにすると、苦味と炭酸の酸味が主に感じられる。
 
事前の予想に反して、甘さはあまり感じられず苦味の主張の強いお酒だった。ウイスキー醸造ライセンスを初めて取得した時代の味わいは、現代のとは違っていたのだろう。
  
レビュー日:2022年3月26日
【評価:7.0/10.0】
 
ボトル詳細
地域
スペイサイド
蒸溜所
グレンリベット
スタイル
熟成年数
NA
アルコール度数
48%
容量
700ml

   

【その他のグレンリベットのレビューはこちら】

ザ・グレンリベット12年 The Glenlivet 12 Year Old - Whisky Diary

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ザ・グレンリベット ファウンダーズリザーブ The Glenlivet Founder's Reserve - Whisky Diary

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グレンリベット18年 The Glenlivet 18 Year Old - Whisky Diary

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岩井トラディション / IWAI Tradition

本日は、本坊酒造マルスウイスキー)の岩井トラディションをいただきます。
日本のウイスキーの父(竹鶴正孝氏から提出された「竹鶴ノート」をもとに本坊酒造ウイスキー蒸留所建設を指導)、岩井喜一郎氏へ尊敬と感謝の念を込めたブレンデッドウイスキーとのことです。

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色は中庸な琥珀色。
香りは麦芽感とアルコール感。甘さやフルーティーさなどは感じられない。
口に含むと、グレーンの甘味とスパイシーな刺激。刺激はすぐに納まり甘味がしばらく残るが、のっぺりとした薄味の印象。飲みやすいと言えば飲みやすいのだが。

トワイスアップにすると、うっすらとモルトの甘い香りも出てきた。味わいは、甘さがやや強く、刺激は弱まり代わりにビターさが表に出てきた。苦味が甘味をちょい上回るくらいでなかなか良いバランス。

ロックにすると、香りはいずれも弱いものの、木の香りとまったりした甘苦い香り。口当たりはすっきりクリアで、口内で温度が上がっていくと苦味:刺激:甘味=5:4:1くらいになっていく。

ハイボールにすると、甘苦さに炭酸の刺激が絡んで美味しい。香りはほとんど感じられなくなっている。

 

特筆すべき良いところもないが悪いところもなく、価格的にお手頃なウイスキーだと思います。開けたてなので、しばらく時間が経つと良いところが出てくるかもしれません(1,000円台で評判の良いウイスキーシリーズはそんな感じでしたので)。

 

レビュー日:2022年3月12日

【評価:6.0/10.0】
 
ボトル詳細
日本 
地域
長野県
蒸溜所
スタイル
ブレンディッド
熟成年数
NA
アルコール度数
40%
容量
750ml

 

マルスモルテージ越百のレビューはこちら】

マルス モルテージ 越百 Mars Maltage Cosmo - Whisky Diary

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マルス モルテージ 越百 マンサニージャカスクフィニッシュ2021 Mars Maltage Cosmo Manzanilla Cask Finish 2021 - Whisky Diary

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スペイバーン 10年 / Speyburn 10 years old

本日は、スペイバーン10年をいただきます。

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色は明るい黄金色。

香りは、レーズン、赤いリンゴ、ハチミツ、トッフィー。全体的にシェリー樽由来の甘い印象。しばらく置くとバニラと麦芽感が出てくる。樽は「American oak ex-burbon and ex-sherry casks」との記載なのでなるほど確かに、です。

口に含むと、なめらかで刺激は弱め。やさしい甘さが口内に広がる。赤いフルーツを連想する甘味で、これはかなりの美味。シェリー樽とバーボン樽の良いところだけが見事に調和している。

少量加水では香りに変化はない。ウイスキー:水=2:1に割ると、青リンゴ系の香りが出てきた。口当たりはさらにやさしくなり、やはり甘味が主体であるが苦味も顔を出してきた。

トワイスアップにすると、香りはかなり弱まってしまい、味わいも薄まってしまう。ウイスキーを飲みなれていない人にはこれがとても飲みやすいと思うが、もともとが飲みやすいのでこれはストレートでいただきたい。
ロックにするとビターさが強まり、甘さ:苦さ=1:1という感じ。私好みのいい塩梅。
ハイボールにすると、甘苦さと炭酸の刺激がマッチしてこれも美味しい。強くはないがレーズンの甘い香りもある。
どうやら、私の好みのど真ん中はスペイサイドのようです。
 

レビュー日:2022年3月5日

【評価:7.5/10.0】

 
ボトル詳細
地域
スペイサイド
蒸溜所
スペイバーン
スタイル
熟成年数
10年
アルコール度数
40%
容量
700ml

 

クラガンモア 12年 / Cragganmore 12 years old

本日は、クラガンモア12年をいただきます。

モエ・ヘネシーディアジオ社のウイスキー値上げのニュースが出ていますが、クラガンモアは前身のユナイテッド・ディスティラリーズ社が提唱したクラシック・モルト・シリーズで、スペイサイド代表として選出された1本になります。

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色は琥珀色に近い黄金色。

香りは、青リンゴ、オレンジ、蜂蜜。私の好みのど真ん中。

口に含むと、刺激弱め、甘味弱めで、やさしいというか物足りないというかという感じだが、しばらく舌の上で転がしておくとジワリと刺激と甘味が広がってくる。アフターは長くはない。

トワイスアップにすると、青リンゴなどの香りは弱まる。味わいは甘味が増して、更に口の中で苦味も出てきた。ストレートよりも味が濃く感じられてちょっと不思議。
ロックにすると、木の樽の香りが出てきた。味わいは酸味が主体となり、その後甘苦く変化していく。
ハイボールにすると、やはり香りは爽やか。味わいや、甘さ優勢の甘苦さで、美味しくいただける。
あまりメジャーではないクラガンモアですが、フルーティーですっきり飲めてコストパフォーマンスもよい、私好みの1本でした。
 

レビュー日:2022年2月27日

【評価:7.0/10.0】

 
ボトル詳細
地域
スペイサイド
蒸溜所
クラガンモ
スタイル
熟成年数
NA
アルコール度数
40%
容量
700ml

 

 

オーヘントッシャン アメリカンオーク / Auchentoshan American Oak

本日は、オーヘントッシャン アメリカンオークをいただきます。オーヘントッシャンは3本目になります。

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色は綺麗な黄金色。12年とほぼ同じだがほんのわずか薄い。

香りは、3回蒸溜のローランドモルトらしくすっきりとした柑橘系で、オレンジの印象が強い。甘いハチミツとバニラ。12年はシェリー樽由来のドライフルーツの香りがあるが、こちらはそれがない分よりすっきりと感じる。

口に含むとスムースな舌当たり、控えめですっきりとした甘味、そして強くない刺激。パッケージには香りにも味にもココナッツとあるが、私はそもそもココナッツがよく分からない。

少量加水では変化は感じられない。ウイスキー:水=2:1にすると、柑橘の香りは引っ込みハチミツの甘い香りが弱めに残る。味わいはよりまろやかになり、べとつかない甘味が主体。のどに流し込むと初めてスパイシーな刺激が現れ、そして消えていく。

たぶん2:1がベストだと思うがトワイスアップにもしてみる。香りは甘味も消え、柑橘が弱弱しく残る。味わいは、柑橘の香りがついた甘いシュガーシロップの水割り。飲みやすく美味しいが、ちょっと物足りない。でもウイスキーに慣れていない人にはこれが飲みやすいだろう。

ロックにすると、香りはハチミツ、トッフィーなど甘い香りが主体になる。味わいはやはりすっきりしていて、口内で温度が上がるにつれて甘味、苦味と変化する。いずれの味わいもくどくなくすっきりしていて、美味しくいただける。

 ハイボールにすると普通に美味しい。ほのかにクリーミーな甘みがあるが、基本的にはすっきりした炭酸飲料としてあまり考えずにごくごく飲める。

オーヘントッシャンウイスキーフェスティバルで12年が美味しいと思って飲み始めたが、これも美味しかった。他にもバリエーションがあるので、そのうち飲んでみたい。

 

レビュー日:2022年2月18日

【評価:7.0/10.0】

 
ボトル詳細
地域
ローランド
蒸溜所
スタイル
熟成年数
NA
アルコール度数
40%
容量
700ml

【他のオーヘントッシャンレビューはこちら】

オーヘントッシャン12年 Auchentoshan 12 Year Old - Whisky Diary

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オーヘントッシャン スプリングウッド Auchentoshan Springwood - Whisky Diary

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玉兎 2021 Edition / Gyokuto 2021 Edition

本日は、三郎丸蒸溜所の玉兎2021 Editionをいただきます。
発売は2021年5月のはずですが、なぜか今頃大手百貨店T島屋に並んでいたので購入しました。Moon Growよりは安く十年明よりは高く、ラインナップ上の位置づけはよく分かりません。

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は明るい黄金色。淡いイエローだった十年明よりは濃いがウイスキーとしては薄め。

香りは、バニラとレーズンの甘い香り。ちょっと時間が経つと、麦芽とほのかなピート。十年明とは全く違う。

「三郎丸蒸留所モルトをキーモルトに幅広い年代から原酒を吟味し、平均酒齢が10年以上となるようにブレンド。」とあり計算方法が気になるが、そこそこ熟成感も感じられ、「木工の町井波で製造した焙煎樽熟成のスコッチグレーンやシェリモルトが織り成す多層な香味が特徴です。」というのもうなずける香り。

口に含むと、甘さが支配的でそこそこの刺激も遅れてやってくる。甘さはシェリー樽系と、バーボン樽ならぬ焙煎樽によるバニラと思われる。

少量加水すると甘い香りが立ち上る。バニラ・レーズンに加えて、チョコレートと黄色いフルーツの香りが高まった。

ウイスキー:水=2:1まで加水すると、香りは弱まりフルーツの香りが残る。味わいはマイルドになるがコクもあり、甘味が支配的で美味しい。

トワイスアップにすると、香りは弱くなる。甘い香りは消え、若い香りが残る。味わいは、甘味が後退し、ちょっと苦味が前面に出てきた。

ロックにすると、香りはモルトが支配的になる。口に含むとシェリー樽の甘味と苦味、口内にしばらく置くと徐々に苦味が強くなり、スパイシーさも感じられるようになる。飲みごたえあり。

ハイボールにしてもシェリー樽感はしっかり残る。味わいには新たに酸味が加わった。

これまで飲んだ三郎丸蒸溜所のウイスキーとは違い、ピートはあまり感じられず、シェリー樽感が支配的な香りと味わいでした。海外原酒の割合が多いのかもしれませんが、私には美味しく思えた1本です。

 

レビュー日:2022年2月11日

 【評価:7.5/10.0】

ボトル詳細

日本 
地域
蒸溜所
三郎丸蒸溜所
スタイル
ブレンディッド
熟成年数
アルコール度数
46.0%
容量
700ml

 

【三郎丸蒸溜所のレビュー記事はこちら】

敗退:まどろみバーメイドボトル、勝利:ウイスキーフェスティバル他

いつも拙ブログをご訪問いただきありがとうございます。

昨日(2022/2/8)は色々新発売がありましたので、そのことを書いてみたいと思います。

1.AMAHAGANまどろみバーメイドコラボボトル

コミックス『まどろみバーメイド』とコラボした「AMAHAGAN ワールドモルト まどろみバーメイドボトル 月川雪」が限定発売されました。

長濱浪漫ビールのサイトで発売開始時刻の12時ちょうどに参戦し、カートに入れるところまでは行けたのですが、クレジットカード情報を入力している間に売り切れとなり、敗退しました。。。

「琵琶湖畔で最高の一杯を。」 テレビドラマ化もされた大人気コミックス 『まどろみバーメイド』とコラボレーションしたAMAHAGANが誕生。2022年2月8日(火)限定発売 | 長濱浪漫ビール

www.romanbeer.com

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2.ウイスキーフェスティバル in TOKYO

およそ2年ぶりの開催となるウイスキーフェスティバルの、一般向けチケットが販売開始されました。初日は売り切れでしたが、2日目のチケットを購入することができました。

前回2019年11月開催に初めて参加し、へべれけになってしまった思い出があります。まだコロナ次第で本当に開催できるか心配ですが、沈静化することを祈りたいと思います。

Whisky Festival 2022 in TOKYO

whiskyfestival.jp

3.銀河鉄道999エメラルダスのレッドエール 

ウイスキーではなくビールですが、ヘリオス酒造銀河鉄道999とコラボしたビールの第4弾、『銀河鉄道999エメラルダスのレッドエール 』を購入しました。

【お酒の注目商品】銀河鉄道999とコラボしたお酒の第4弾が登場!|ローソン研究所

www.lawson.co.jp

4.ファミリーマート限定ビール「ワールドクラフト」

ファミリーマート限定でクラフトビールが発売されるという情報をキャッチしたので買いに行きました。

サントリー製のホワイトビールのようです。

全国のファミリーマート限定ビール「ワールドクラフト」発売 2022年2月2日 ニュースリリース サントリー

www.suntory.co.jp